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シリーズ 東洋医学2
○前回は、専門用語の説明、五臓には気・血・津液を作って、それらをたくわえる働きがあり、六腑には消化吸収を行う働きがあることなどをお話しました。
さて、今回は
お互い影響しあって働く臓と腑の関係について前回に続きお話をすすめて行きたいと思います。
□ 五臓、六腑はそれぞれ別の働きをするだけではなく、対応する臓と腑がお互いに影響しあって機能しています。
相対するのは、肝と胆、心と小腸、脾と胃、肺と大腸、腎と膀胱になります。
一つ六腑の三焦があふれてしまいますが、三焦は気・血・津液の通路で、気化作用( 気の運動を通じ各種の変化を生み出す働きを指す。具体的に言えば、気・血・津 液、それぞれの新陳代謝 )が行われる所とされています。
相対する臓と腑は経絡でつながっていて、臓が主、腑が従の関係を持っています。腑の消化吸収作用は臓が統括し臓は陰、腑は陽の性質があります。
これは臓から出る経絡が体の陰の部分(腹部)を通っていて、腑から出る経絡が陽の部分(背部)を通っているため。このことから、臓は裏、腑は表に属します。
そのため、病気の初期には表の腑にトラブルが起こり、病気が長引くと病邪(体にとって有害なもの)が、裏にまで入り込み、相対する臓にもトラブルが起こります。
逆もしかりで、臓のトラブルの影響で、腑に病気が起こることにもなるのです。
お互いの働きが影響しあっているのです。
なかなか、深い東洋医学、皆さまに伝わりやすいようにするのはむずかしいですが、少しはご理解いただけてますでしょうか?
次回からは各、相対する臓腑の働きと、臓腑の不調により起こるトラブルについてお話したいと思います。 それでは、、、。
(川越総合整体院) 2013年7月18日 12:19