こんにちは、今日はガンの転移ために複数の臓器を摘出された患者さんのお話。
久しぶりに予約のお電話をいただいて、来院されたTさん。
入口に立たれたTさんは、別人の様になられていた、お聞きするとガンが見つかり、しかも転移が進んでいて8時間におよぶ手術により、食道、胃、胆のう、脾臓を摘出されたとのことでした。そして、現時点では余命宣告も残念ながらされているとのことです。
その日は、外出許可をもらって来られました、まだ、うつ伏せにはなれない状態と判断し、仰向け、横向きで施術。血色の悪い顔をされたTさんは血流の改善により血色の良いお顔と、「あ~生き返った」(^^)dと言って下さいました。
数回の施術後にはうつ伏せになれるようになり、より入念に施術をして特に首、肩に不調を訴えられていたTさんの不快な症状は大幅に改善しました。
今は片手の手のひらをつぼめておわんのような形にした位の量しか、一食にとれないとのことですが、「しっかり噛みしめて、感謝し、味わって食べてるんです」とのこと。
たくさんの臓器を摘出しても、食事もできる、生きることが出来るって、人間ってすごいんですね!
普段当たり前のようなことが、実は感謝に値することなのだと、改めてTさんの言葉を通して学ばせていただいております。
現在、退院されて、自宅療養され、定期的に施術を受けておりますが、「やっぱり、家がいいね」とおっしゃっていました。
私の出来る施術で、少しでもTさんの為にお役にたてればと思います。