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旧:院長ブログ

シリーズ 東洋医学6

こんにちは、いよいよこのシリーズも残すところあと二回となりました、少し、ほんの少しでも、ご理解いただけてますでしょうか?(^^;

このシリーズでは主に、各臓腑の働き、そして臓腑の不調によるトラブルについてお伝えしています。

今回からお読みになっている方は、シリーズになっていますので、これまでのシリーズ 東洋医学をお読みになると、より理解しやすいかと思います。今回は肺と大腸について。(シリーズの最初に専門用語の解説もございますけ)

今回は、肺と大腸の働きと不調によるトラブルについて。

○肺と大腸の働き
肺は呼吸をつかさどる臓器で、肺の働きにより規則正しい呼気、吸気がたもたれてます。そして、呼吸で体内に取り込まれるきれいな空気は気の原料になるもので、肺が
正常に働くことで気の生成が促進されます

また、規則正しい呼気と吸気は気の運搬をコントロールしています。
肺の機能により、気が全身にいきわたるようになるのです。その結果、心の血(けつ)を巡らせる働きを助けたり、全身の新陳代謝を活発にしたりすることにつながります。
さらに、肺には津液(しんえき)の輸送・排泄をコントロールする働きもあるのです。

脾から肺に送られてきた津液は、肺が全身に送り出して汗、になったり、不要なものは膀胱に輸送、排出されるのです。

大腸は、体に不用なものとなったものから、余分な水分を吸収し、大便に変える働きをもっています。
この働きは、肺気の働きにより円滑になり、逆に大腸の働きが肺の呼吸をたすけているのです。

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○肺と大腸の不調によるトラブル
肺の働きがわるくなると、呼吸不全や胸の痛み、せき、ぜんそく、痰、むくみ、排尿障害、便秘などの症状が出ることがあります。また、肺のトラブルは、皮膚や鼻に出やすいと言われています。
皮膚は気と津液によって温められ、うるおされていますので、抵抗力を保つことができます。それが肺の機能が低下すると、皮膚があれたり、風邪をひきやすくなったりします。
また、鼻はのどを通って肺につながっているため、肺にトラブルが起こると、鼻づまりや、鼻水、くしゃみなどの症状があらわれます。
さらに、肺の働きが低下すると、大腸のトラブルにもつながります。
肺の働きが低下して、津液が十分届かないと、大腸は乾燥し、便秘になってしまいます。
反対に、大腸が熱(火)邪= [自然界の気候の変化(六気)が人体に有害な影響を与える「外邪」になった場合を風・寒・暑・ 湿・燥・熱(火)と称する。外邪はそれぞれに異なった性質をもち、体内への侵入経路、伝播様式、 発生する諸症状が異なるとされている。] におかされたりすると、これは肺の機能にも悪影響を及ぼします。その結果、せきが出たり、胸がつかえて呼吸が苦しくなったりなどの症状が起こるのです。
精神面には、落ち込みやすくなるなどの影響があるようです。

これからの季節、気温低下による冷え、空気の乾燥による影響は肺→大腸に大きな負担をかける時期です、どうぞ養生してください。

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☆あなたの症状に思い当たる所はございませんか?当院では、これまでお話ししてきました気・血・津液の流れを調整し、内臓の収まっている骨盤や、それらに影響をあたえる、各関節・筋肉の調整、内臓、筋肉に至る脳からの神経が通る背骨、そして感情や心理面に影響を及ぼす内臓(おなか)を、お体を内外から総合的に調整する整体を特徴、得意としております。

では、今回はこのへんで(^^)/
次回は今回のシリーズ最後、腎と膀胱に関して、同様にお話しして参りたいと思います。


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