こんにちは、和田です。
今日はぎっくり腰で来院された患者様のお話しです。
Mさん (40代 男性)は建設現場で働いている方です。
昨日の朝、作業現場についてまだ電気の通っていない電動シャッターを手動で開ける際、腰を痛めてしまったとのことでした。
時間が経つにつれて痛みは増してきて、昨夜は腰の痛みであまり眠れなかったとのことでした。
今日は、作業現場で重要な仕事があるとのことで一度現場に行きましたが、このままでは仕事もはかどらないと思ったMさんは早退することに。
そして当院を見つけてくださり、来院されたのでした。
お話を伺ったあと、お体の状態をチェックしますと、腰は痛みをかばうためにまっすぐにできず、右への傾きもありました。
背骨や骨盤、筋肉などを細かくチェックしていきますと各所にゆがみを確認できる状態でした。
施術は炎症がおきてるであろう腰には触れずに、内臓調整と股関節、首のバランスを中心に調整しました。
施術を終えて、再び立っていただいたMさんから「腰が伸ばせるし、痛かった動作ができる、来てよかった」と言っていただきました。
ぎっくり腰になるのは、それなりになってしまう下地(
体のゆがみ)があってのことです。
経過をみさせていただくため、まだまだバランスを整えていく必要性を説明させていただき、終了。
私たち整体師は、体を部分的に見ることもありますが、多くは全体をみて判断します。
なので、痛みの強い腰には触れずに症状を緩和させていくことが可能なのです。
体の不調を知らせるサインとなる痛みやコリのある場所にシップや痛み止めの注射をしたり電気を流したりすることよりも、なぜ痛みやコリが出ているかを考えます。
そして体全体をみて、その原因に働きかける整体を常に心がけています。
そうすることで、より早く確実に回復していくという結果が得られるからです。
では、今日はこの辺で。