正常な骨盤は、全体を見たとき図のようにだいたい左右対称です。
そして仙骨の上に背骨が、またその上に頭となるわけですが
正面から見ると逆三角形をしています。
骨盤はまわりの筋肉によってしっかり支えられています。
上半身と骨盤をつないでいる腹直筋(おなかの筋肉)と脊柱起立筋(背骨に沿って背骨の両脇にある背中の筋肉)、下半身と骨盤をつないでいる臀部筋群(おしりの筋肉)と内転筋(ふとももの内側の筋肉)によって、骨盤が支えられています。
ところが、運動不足や体にとって不適切な姿勢が続けていると年齢に関係なく、これらの筋肉は硬く縮んだり、引っ張られて張ったりして、骨盤を歪めてしまうのです。
上半身と下半身をつなぐ唯一の筋肉に大腰筋がありますがこの筋肉も、骨盤の傾きや背骨のバランスに大きな影響を及ぼします。また、大腰筋の左右のバランスが崩れると、腰が丸くなり、背中も猫背になります。
では、日ごろ何げなくしているどのような動作や姿勢が骨盤を歪ませる筋肉のアンバランスを作ってしまうか、代表的ないくつかを挙げます。
◆筋肉のバランスを崩し、骨盤の歪みをつくるクセ
①床に座るときに横ずわりをする
②イスに座るときに足を組むクセ
③片足に体重をかけて立つクセ
④片方の肩にばかりカバンをさげるクセ
⑤一方を下にして横向きばかりで寝るクセ
などです。
あなたはいくつ該当しましたか?
これらの動作が日常のクセになっていると、体の片側にばかり無理な負担がかかり、筋肉の左右、前後のバランスが崩れ、骨盤が歪み、背骨までも歪んでしまいます。
これらの習慣を見直して骨盤の歪みの悪化や慢性化を予防しましょう。
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