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冷え・むくみについて⑥
冷え・むくみについて⑥
冷え・むくみについてはじめから読む→
https://www.seitai-kawagoe.com/blog/2015/03/entry_1143/
身体を冷やす食べ物
中国には古くから「医食同源」という考え方があって、医療と食事は体を良くする目的において同じものであるという考え方のことで、言い換えれば、「食は薬である」ということです。
病気になること、そして病気が良くなることには、食事が深く関係していると言えます。
「食事=薬」であるという考え方に基づいて、毎日の食事を見直していくことで、自然治癒力も高まり、自然と病気になりにくい体になり、病気になっても良くなっていくと考えています。
私たちの食べるものが、私たちの体を作っているわけですから、口に入れる食べ物は大事に考えていきましょう。
体を温める食べ物・
冷やす食べ物
食べ物の中には、体を「冷やす食べ物」と「温める食べ物」と、その「中間の食べ物」があります。
冷え性の人は、冷やす食べ物を減らし、体を温める食品を中心に、栄養バランスのよい食事をすることが冷え性の改善につながると考えられます。
そこで、体を冷やす、温める食品とはどのようなものなのでしょうか?
体を冷やす食品は、地上に育つ性質があります。
逆に、地下で育つ根菜類には、体を温める働きがあります。
その他、温かい季節や温かい気候の国で発育する食品は、体を冷やす性質があります。
寒い季節や寒い国で育つ物には、体を温める働きがあるというわけです。
このような特徴をもとに食品をみると、体を冷やすもの、温めるものがわかりやすくなります。
たとえば、トマト・キュウリ・ナス・スイカ、梨などは夏に採れるものですから、体を冷やす性質がありますし、逆にショウガ、ネギ、ニンニク、大根、ごぼう、レンコン、にんじんなどは、寒い地方や冬に採れるものですから、体を温める性質があります。
このように食品を大きくわけると、南方でとれるものは体を冷やし、北方でとれるものは体を温める食品という見方もできるのです。
それは自然の摂理であり、また恵みでもあります。
南国の人は気温が暑いために体を冷やす食べ物をとり、北国の人は気温が寒いために体を温める食べ物をとって、体のバランスを保てるのです。
工夫次第であたためる食品に
お酒
赤ワインなら常温で飲む、日本酒なら熱燗にして、焼酎やウイスキーなどはお湯割りにして飲むと、体を温めます。
逆に体を冷やすお酒は、ビールや水割り、サワーなど、ギンギンに冷やしたり、氷を入れて飲む冷たいお酒です。
「まずはビール!」と、空腹に冷たいお酒を飲むのを楽しみにしている人もいると思いますが、喉元はスッキリなだけで、このような飲み方は胃腸を冷やし、そこから体全体を冷やしてしまい、内臓の熱を奪うことになり、不調を招きやすくなりますので気をつけましょう。
食材
体を温める食材
ショウガ、ネギ、ニラ、ニンニク、こしょう、味噌、山椒、かぶ、かぼちゃ、小豆、大豆、さば、ふぐ、鮭、羊肉、鶏肉…などです。
体を冷やす食材
ナス、レタス、セロリ、キュウリ、竹の子、トマト、柿、梨、バナナ、蟹、タコ、アサリ…などです。
冷え性の人は、体を冷やす食べ物を控えることが大切です。
かと言って、温まる食品だけをたくさん摂ればいいの?思いがちですが、度をこすとバランスが崩れてしまいます。
温める食品を多めに摂り、冷やす食品を少し控えるという組み合わせが良いでしょう。
冷やす食品を食べたいときは、加熱調理をしたり、体を温める調味料(生姜、コショウ、山椒、天然塩、唐辛子、豆板醤、シナモン、にんにく、八角、味噌、しょう油…など)を使い、温まる食品と一緒に調理することで、冷やす力は緩和されるでしょう。
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