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足首の痛み④

足首の痛み
 
原因:ハイアーチ(甲高)の場合について



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足首の痛みに関連した足の不調についてお伝えしています、4回目はハイアーチについてです。

足首の痛み①から読む→https://www.seitai-kawagoe.com/blog/2015/04/entry_1151/

 
ハイアーチ(凹足=おうあし)とは普段聞きなれない言葉かもしれません。
 
ハイアーチは足の甲が極端に高くなってしまった状態のことで、立っている時に、土踏まずの部分が地面に接していない状態をいいます。
 
足の甲が高く、盛り上がってることから甲高(こうだか)と呼ばれることが一般的かもしれません。
 
足の裏には内側、外側と横に形成される3つのアーチがあり、これらが足が地面に着地する際にスプリングの役目を果たし、体への衝撃を和らげる働きをしています。
 
 このアーチ、適度にあることで機能していますが、過剰なハイアーチになるとアーチのスプリング機能は低下して、足の裏が本来もつ衝撃吸収や力の分散がうまく働けなくなり、様々な症状が現れるようになります。
 

ハイアーチによる主な症状
 
① 体の重みを支えるのが踵や親指と小指の付け根の点だけで支えることになるので、足裏の指の付け根部分やかかとに大きなタコや角質ができて痛みがでることも。
 

② 足底筋膜炎(そくていきんまくえん)=足の裏に薄い膜のように張った腱膜が炎症を起こしたり、細部で断裂を起こしたりするもので、朝起きたときにもっとも痛むのが特徴です。
踵骨棘(しょうこつきょく)=骨にできる突起のことで、通常、正常な骨には見られません。踵骨棘(しょうこつきょく)は踵の骨の足底側にで出来るとげ状の突起のことで、この影響で痛みが出ることもあります。
 

③ ハイアーチのとき足裏の足底筋が縮んだままなのでスプリングのような働きが低下しますので足裏の指の付け根と踵付近への負担が大きいのでふくらはぎや足の裏が疲れやすく、また筋肉がつれやすくなります。
 

④ 歩いたり走ったり、スポーツをする際衝撃がうまく吸収できないので、足裏だけでなく、足首、膝や腰にも負担がかかりやすくなります。
 

ハイアーチになる原因

 
主な原因はアンバランスな筋肉の使い方なのですが、なかでもハイヒールなど、踵(かかと)が高い靴を履き続けたことが直接の原因になることが多いようです。
 
ヒールの高い靴を履くことでつま先立ちの状態が長期間続いたために前脛骨筋(スネの筋肉)、足底筋群(足の裏の筋肉)の釣り合いが取れなくなって、徐々に足の歪みが起こり、ハイアーチへと進行していきます。
 
ハイアーチの患者さんから、「スニーカーなどのヒールのない靴よりもヒールの高い靴を履いていた方が楽で、ついついヒールの高い靴を選んで履いてしまう」と言う方もいますが、こうなると更に足の歪みが進行してしまい、重度のハイアーチになることもあります。
 
この他、立ち方のくせで重心が前ににある傾向の方、歩くことが多いうえ、早歩きの方、ランニングの趣味がある方にもなりやすいです。


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自分で出来る予防・改善策
 
① 足裏のたこや魚の目を取り除く。

 
② 正しい歩き方をするように心掛けましょう。かかとが地面に接触したら足の裏全体をつけるような感じで体重移動させ、母趾の付け根で地面を蹴るように意識します。

 
③ 踵をメインに、前足でサポートするような立ち方を心がけましょう。
ハイアーチの方は前足メインになってしまっています。
 
 
専門家による改善策
 
ハイアーチによる影響は、なっている方はすでにその他の部分に負担がかかり、足裏やスネ、ふくらはぎのケアだけでは良い結果を得られないことが多く、全身のバランスや筋肉、骨格の状態や立ち方、歩き方なども改善して行くことが必要でしょう。
 

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