足首の痛み⑥
原因:アキレス腱炎の場合について
今回は足首の痛みの原因となる、アキレス腱炎についてお伝えします。
足首の痛み①から読む→https://www.seitai-kawagoe.com/blog/2015/04/entry_1151/
体の部分の名前のなかでアキレス腱は一般の方でも、おそらく知らない方は少ないのではと思います。
アキレス腱は踵骨腱(しょうこつけん)とも言い、その名の通り踵骨に繋がる腱です。
ふくらはぎの腓腹筋(ひふくきん)とヒラメ筋をかかとの骨である踵骨に繋ぐ役割を持っています。
人体の中で最も強く最大の腱組織で、立ったり歩いたり跳んだり跳ねたりできるのは、このアキレス腱の存在があるからなのです。
このアキレス腱が炎症を起してしまっている状態がアキレス腱炎です。
またアキレス腱全体が腫れている場合は、アキレス腱を覆っている薄い膜が炎症を起していることもあり、この場合アキレス腱周囲炎ということも考えられます。
どちらもアキレス腱を酷使しているのとで生じるものです。
また年齢とともに腱の変性がおこることでも炎症が起こりやすくなってきます。
かかとから足首に疼くような痛みがあり、手で押さえると痛みが強出たり、運動後や朝起きて足を着いた時などにも痛みが強くなるなどの症状があるのが特徴です。
悪化すると次第に足首関節が硬くなって、動きづらくなったり痛みが慢性化することもありますので、早い段階での治療が求められます。
アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎はオーバーユースによるものがほとんどです。
回復には第一に 「安静にして患部を休ませる」 ことで、アキレス腱をあまり使わないようにすることが必要です。
また痛みがうずくような場合や足首が熱を持っているのであれば、まずは冷やして炎症を抑えるようにしましょう。
痛みや腫れ、炎症が引くまでは十分に休息を取ることが重要となります。
アキレス腱の痛みが出るぐらいの人は、それぐらい一生懸命動いているという可能性が高いからです。
炎症や痛みが少なくなってきたら、また痛くならないように、アキレス腱にかかる負担を日頃からストレッチなどでケアすることで軽減しておくことも非常に大切です。
整体では、日頃の立ち方、歩き方などからアキレス腱に負担をかけていないかチェックしたり、もし負担をかけているような癖がある場合は、姿勢指導を調整の他に行い、早期改善と再発予防を目指します。
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