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自律神経と整体 ~寒気・悪寒~
自律神経と整体 ~寒気・悪寒~
自律神経と整体についてをはじめから読む→https://www.seitai-kawagoe.com/blog/2015/05/entry_1174/
寒気や悪寒の症状・原因について
寒気や悪寒も自律神経失調症の症状のひとつです。
ですが、ピンとこない人が多いかもしれません。
ですが、実際には関係のある症状なのです。
「手足の冷え」も症状のひとつです。
体温調節機能がうまくはたらかずに体が冷えてしまうので、内臓に体温を集めるかわりに、末端である手や足が冷えてしまうのです。
ストレスで交感神経ばかりが優位にはたらいてしまうので、筋肉がギュッとかたくなって血行が悪くなる、というのも手足の冷えの原因のひとつです。
では寒気はどうでしょう?
手足といった末端部分ではなく、体全体が冷えていると感じる状態をいいます。
はじめに自律神経失調症からくる寒気とはどんな状態なのか、についてお伝えします。
どんな寒気か?
人により個人差がありますが、風邪を引いたときに感じる悪寒のような寒気を感じたり、いきなりガタガタと震えて、突発的に呼吸が苦しくなってしまうこともあります。
熱は出ていないのに、しばらく寒気が続いてしまう状態になります。
・部屋の中はじゅうぶん暖かいのに寒気がする
・冬でもなく暖かい季節なのに寒気がする
・風邪でもなく熱もないのに寒気がする
といった場合には、自律神経失調症からくる寒気を疑う必要があるかもしれません。
寒気だけでなく、手足が異常なほどに冷たくなったり、耳鳴りがする、頭痛がする、といった症状もあらわれることもあります。
寒気がおこるのはなぜ?
自律神経失調症というのは、交感神経と副交感神経の2つのバランスが乱れている状態なのは、このシリーズの始めてからお伝えしてきました。
寒気が起こるのは、ストレスなどよって「交感神経が優位にはたらきすぎること」が原因でしょう。
このような時、大きな血管(心臓など)に対する血流は良くなる反面、手足などに血液を運ぶ毛細血管が細く収縮してしまうために、体温が末端まで送られてこないのです。
ですから、自律神経失調症からくる寒気を改善するには、交感神経のはたらきを正常に戻して(はたらき過ぎの状態をおさえて)副交感神経をはたらかせることなのです。
冬場なら部屋をあたためることや、夏場でも少し厚着、重ね着をすることもいいでしょう。
でもそれだけでは症状に対して、対処しているだけなので根本的な原因を取り除くことにはなりません。
寒気をおさえられても、ほかの症状(自律神経失調症)を改善するには不十分でしょう。
しっかりと副交感神経をはたらかせて、自律神経のバランスを回復させることが、根本的な解決につながります。
そこで、普段の生活でできる対策には何があるか、具体的にお伝えします。
寒気の対策はたくさんありますので、次回、より詳しくお伝えします。
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