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自律神経と整体 ~目が覚めてしまう~

自律神経と整体 ~目が覚めてしまう(早期覚醒)~

自律神経と整体についてをはじめから読む→https://www.seitai-kawagoe.com/blog/2015/05/entry_1174/



早期覚醒と自律神経失調症との関係
 
目が覚めても眠たくてつらい、という人もいれば、パッチリ目が覚めてスッと起きれる、という人もいます。
 
まず早期覚醒とは何なのか?

自律神経失調症との関係は?

改善策にはどんな方法があるの?

などについてお伝えしたいと思います。
 
 
目が覚めてしまう(早期覚醒)とは?
 
早期覚醒とは、わかりやすくお伝えするならば、目覚まし時計よりもかなり早く起きてしまう状態のことです。
 
本来なら6時に起床するはずが、4時、5時に覚醒してしまうという人は、早期覚醒の症状が出ていると思っていただいてよいでしょう。
 
早期覚醒の症状が出る人には2種類のタイプにわかれます。
 
・朝起きたときに眠くてつらいタイプ

・スッと起きれる(目が覚める)タイプ
 
前者ならば、「どうも最近調子がよくないなぁ」 と体調の変化が気になるので、病院を受診することもあるでしょう。
 
しかし後者の場合は、「最近は目覚めがいい!」 と、それ自体は問題に感じるどころか、調子がいい、ととらえがち。
 
なので「病院で診てもらおう」 とは思わないでしょう。
 
そんななかで、「朝の目覚めはいいのに、なぜは体調がよくないなぁ」 と感じる人が多いようです。
 
ちなみに、早期覚醒は『不眠症』の一種ではあり、他の不眠症とは違って寝つきが悪いなどといったことはなく、すぐに眠りにつくことができるのが特徴です(他の不眠症も併発しているなら話は別です)。
 
寝つきが悪いわけでもない。
 
寝ている途中で目が覚めてしまうこともない。
 
でも、朝早く目が覚めてしまう。
 
これが、早期覚醒の症状になります。
 
 
 
早期覚醒の原因とは?
 

早期覚醒の症状が出てしまうのにはさまざまな原因がありますが、ここでは 『自律神経失調症による早期覚醒』 についてお伝えします。
 
 
 
自律神経失調症は、簡単に言うと、
 
活動・緊張・ストレスモードである『交感神経』
 
休息・睡眠・リラックスモードである『副交感神経』
 

の2つのバランスが乱れて、どちらか一方にかたよっている状態のことを言います。
 
 
早期覚醒が起こるのは、活動・緊張・ストレスモードである『交感神経』ばかりが優位にはたらいてしまっている状態です。
 
交感神経が過剰にはたらいてしまうと、本来なら休息の時間である体を目覚めさせてしまうのです。
 
このことが原因で、早期覚醒が起こってしまいます。
 
例えば、幼い頃、遠足の前の日、運動会の前の日、旅行の前の日など、楽しみで楽しみでなかなか眠れなかったり、いつもよりも早く起きてしまったり、という経験はありませんか?
 
これは、感情が高ぶることによって交感神経が活発化していたからなのです。
 
ですので、もし今あなたが早期覚醒の症状があるのなら、ストレスなどで神経が緊張しがちな毎日である、と思っていいでしょう。
 
もちろん、早く目が覚めるから早期覚醒だ、ということではありません。
 
特に不調を感じない人が目覚ましよりも早く目が覚める、しかも気持ちよく目が覚めるのなら、健康な状態でしょう。
 
休息・睡眠・リラックスモードである 「副交感神経」 にしっかりと切りかわることができて、深い眠りで体の回復がすばやく完了した状態。
 
これは理想的ですね。
 
でも、早く目が覚めるだけでなく

・体が重たい

・疲れがとれない

・顔がほてる

・暑くもないのに汗が出る

・手足が冷える

・頭痛がする

・動悸や息切れがする

 
といった不調を感じているのなら、自律神経失調症からくる早期覚醒が考えられるのです。
 
そこで、早期覚醒を改善するために、普段の生活でできる方法、これを次回まとめてお伝えしたいと思います。



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