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自律神経と整体 ~痛み~①
自律神経と整体 ~痛み~①
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痛みの症状について
自律神経失調症になると、体のいろいろな場所に"痛み"を感じることがあります。
もちろん「体のあちこちが痛い」ということではなく、「痛みを感じる場所が人によって違いがある」ということです。
例えば、私は頭が痛い、私は肩に痛みを感じる、私は腰が痛いということです。
では、自律神経失調症の痛みが体のどの部分に、どのような感じであらわれるか、につてお伝えしていきます。
そもそもどうして痛みが出るの?
自律神経失調症の人が体に痛みを感じやすいのか?
原因として考えられるのが、自律神経のひとつである"交感神経"が異様に高まってしまっていること。
交感神経というのは、活動している時、興奮している時、緊張している時、ストレスを感じている時などに優位になる神経です。
これはストレスに負けない、よい精神状態を保つために必要不可欠ではありますが、高まりすぎるということは、体が休まることなくずっと活動状態・興奮状態にある、ということになります。
人間、休まなければ体力、気力を回復することはできません。
精神的にも身体的にも、休息をとることは非常に大切なことです。
ですので、交感神経が高まりすぎていつも張りつめた状態になってしまうと、副交感神経(体を休めて疲れやダメージを回復するリラックスの神経)がじゅうぶんにはたらけなくなってしまうので、体は休めることができません。
一日のなかでもっとも体を回復する「睡眠中の時間」でさえも交感神経が優位になっていて、寝つきが悪かったり、眠りが浅い、夜中によく目が覚める、と感じるようになります。
これでは体の回復は円滑に進みません。
本来ならすぐに良くなるはずの痛みやダメージを治せないまま翌朝をむかえて、また次の朝、そしてまた次の朝へ、と持ち越してしまいます。
このようにダメージが蓄積してしまうことで、いつも頭が痛む、肩の痛みに悩むという状態が慢性的になってしまうのです。
では、具体的にどんな場所に痛みを感じる事が多いのか?
痛くなる部分と痛み方
自律神経失調症の人が痛みを感じやすい部分や痛み方をあげてみました、個人差はありますが、参考にしてください。
肩
①ずっと肩が重くて、ズーンとするような痛みがある
②肩の奥深くがしくしく痛む
③肩がバリバリにこっていたり、首・肩・背中がパンパンにパンパンに張っている
④肩の痛みがあまりに強くて夜眠れない
というケースも珍しくありません。
腰
①いつもどおりの生活を送っているはずなのに、腰痛がひどくなったり痛みがずっと引かない
②痛みとしては、激痛を感じるケースよりもにぶい痛みがずっと続くというケースが多い
③特になにもしていないのに腰が痛い
④朝起きた時はいつも腰が痛い
という人も少なくありません。
頭
頭痛は、交感神経の高ぶりによって脳が常にはたらいていることが原因となっている可能性が高いです。
①徹夜明けに感じるような頭がぐらぐらするような痛み
②頭の片方がズキズキ痛む偏頭痛
③後頭部がしめつけられるような痛み
後頭部の痛みは筋肉や脳が緊張状態にあることから起こることが多いので、緊張がほぐれたり、整体などで体の緊張を緩めると頭痛も消えていく傾向にあります。
このような痛みの症状に対して、自分でできる対処法はあるのでしょうか?
次回は痛みの症状への対処法をお伝えしたいと思います。
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