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自律神経と整体 ~背中の痛み~①
自律神経と整体 ~背中の痛み~①
自律神経と整体についてをはじめから読む→https://www.seitai-kawagoe.com/blog/2015/05/entry_1174/
背中の痛みと自律神経失調症との関係とは?
実際来院される患者さんの中でも、背中がガチガチにこっている、背中が痛くてたまらない、と感じている人は多いです。
そこで、自律神経失調症だとどうして背中が痛くなるのか?
今回から2回に分けて具体的にどんな痛みなのか?
対策にはどんな方法があるのか?などについてお伝えしたいと思います。
どうして背中が痛くなるのか?
自律神経失調症と背中の痛みとは、密接に関係しています。
背中の痛み以外にも、肩こりや腰痛をはじめとして、体のありとあらゆるところに鈍い痛みを感じるといった症状も、自律神経失調症と関係していることが多いのです。
背中が痛くなる原因は『体液の流れが滞っているため』というのがおもな原因として考えられます。
自律神経は、活動・緊張モードである 「交感神経」 と、休息・体の回復モードである 「副交感神経」 の2つから成り立っていることは、自律神経と整体のシリーズで度々お伝えしています。
この正反対の働きをするこの2つのバランスがとれているのが本来の健康な状態なのです。
そして、ストレスの多い生活によってバランスが大きく乱れている状態、それが自律神経失調症なのです。
このバランスの乱れの多くは「交感神経ばかりがはたらいてしまい、副交感神経が十分にはたらけていない状態」 となっています。
ストレスで交感神経ばかりはたらくことが原因!
バランスを乱す原因であるストレス。
人間関係や仕事のプレッシャーといった精神的な影響だけではありません。
通勤ラッシュ、睡眠不足、不規則な食生活、運動不足、食品添加物、花粉、といった肉体的なストレスも大きく影響します。
ストレスがたまると 「心も体も疲れ切ってしまう!何とか頑張って元気にならなくては!」 と感じた交感神経がフル活動し始めます。
交感神経がはたらくと、心臓や肺などの臓器に血液が多く送り込まれて、活動モード全開にします。
「血液が多く送り込まれるなら、いい事なのでは?」 と思うかもしれませんが、実はいいことばかりではありません。
それは 「筋肉や器官につながる血管が収縮してしまう」というデメリット。
主要臓器は活発に動くようになったとしても、その他の血管は細く収縮してしまって血液の流れが悪くなる、ということです。
この血液の流れが悪くなることでの症状のひとつとして 「背中の痛み」 を感じるわけです。
交感神経がはたらくことで緊張状態となり、筋肉がこわばって背中に痛みを感じてしまう。
逆に副交感神経が活発になれば、筋肉も血管もふわりとゆるみます。
心臓などのはたらきも落ち着いてきて、筋肉や器官につながる血管もひろがってきます。
「背中のコリや痛みに悩まされている」、という人は副交感神経が十分にはたらけるような対策をとることが大切です。
そこで、副交感神経を高めるための方法をお伝えしていきたいと思いますが、種類がいくつかあるので、こちらは次回詳しくお伝えすることにします。
背中の痛みの具体的な症状
背中の痛みと一口に言っても、さまざまな症状があります。
どんな痛みなのか気になる人も多いと思います。
どんな感じを自覚するのか?
★肩から背中にかけて、鉛(なまり)のように重たくて、だるさが取れない
★背中がガチガチになってしまっており、背筋を伸ばすことがつらい
痛みがひどすぎて、あお向けで寝るのがつらい
★背中の痛みというより、しびれるような感覚が常にある
★眠っていても、背中に痛みが走って目が覚めてしまって熟睡できない
などといった症状がほとんどです。
痛みの程度については、軽い人から重い人までいろいろです。
このくらいの痛みであれば自律神経失調症による背中の痛みです、という明確な基準はありません。
今回はここまで、次回は背中の痛みをやわらげるために、普段の生活でできる対策についてをお伝えしたいと思います。
整体で身体のバランスを整えることは、自律神経失調症の解消だけでなくさまざまな不調の解消にとても大切なポイント。
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