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旧:院長ブログ

川越市 【ドライアイについて⑤涙】

ドライアイについて⑤ 



現代は、人類の歴史の中でも経験したことのないような大きな負担が目にかかっていると思います。

そんな中、目をひたすらに守り続けてくれているのが、「涙」です。

涙はただの水のようですが、目に必要な多くの成分を含んでいます。

涙は、よいバランスで油分と粘着質を持ち合わせていて、油膜をはることで涙の蒸発を防ぎいだり、粘着性で涙をとどめる働きをしています。

そして、主成分の涙液には、たくさんの栄養素がふくまれているのです。

涙は、目の状態を良好に保つためのバランスを持った体液なのです。


涙は血液は似た成分
涙を、体にとって大切なものという意識は少ないかもしれません。

ですが、涙は目の乾きを防止するだけでなく、殺菌、洗浄し、角膜などへ酸素や栄養を補給している大事な成分です。

無色透明の水のようですが、ナトリウムやカリウム、ビタミンA、ビタミンC、そしてブドウ糖などの栄養成分を含み、抗菌作用や免疫成分である、ラクトフェリンやIgA、細胞成長因子のEGFなどを代表とする、血液と同じような成分を含んでいるのです。

 眼球はいつも、涙のおかげで乾燥を防いでいますし、涙の役割は目を乾燥から守るだけではなく、栄養補給や、傷ついた目を修復するために欠かせない大事なものなのです。

しかし、生きていくのに欠かせない涙も、目と体を酷使し続け、疲労が慢性化すると、自然と出にくくなってしまいます。


 ドライアイになりやすい理由
人間の目は動物の目よりもドライアイになりやすいのです。

動物は、目のまわりにたくさんの毛が生えています。

体毛は、温度や湿度の環境を保つのにとても役立ちます。

人の目のまわりには、まつ毛と眉毛がありますが、動物に比べたとき、極端に少ないのです。

わたしたちの目は、体の様々な器官の中でも直接的に外界にさらされているデリケートな器官なです。

また、コンタクトレンズは水をはじく性質があるので、装着中はさらに乾燥しやすくなります。

 ドライアイを放置しない
ドライアイを目薬でなんとかごまかし、ごまかしして、その場しのぎでここまでやってこれたかもしれません。

ですが、このままドライアイの状態が長く続くと、目の表面の透明な角膜に針でさしたような傷がつき、ひどいときにはこの傷が無数について視力を低下させてしまうこともあります。

涙の分泌が少ないと抵抗力も弱ってくるので、この傷が原因で眼の表面にバイ菌(細菌)が入り込んでしまうこともあるでしょう。

ドライアイは、肌の乾燥とは異なり涙が出ない、乾くということは、身体に異常が起こっている大事なサインです。


体に不必要なものは何もないことがよ~くわかりますね!?



◇目の乾き、疲れやすさはカラダのバランスから、またはバランスにも影響します。
 
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