ドライアイの原因②
ドライアイの症状が出て、多くの人は眼科に行き、または市販の目薬を試してきたのではないかと思います。
それだけでドライアイが治らなかったのは、目の症状だからと、目だけをケアしかしていなかったからかもしれません。
ドライアイは、「目」だけでなく、体全体からの影響でも引き起こしています。
根本的にドライアイを改善するためにも、本当の原因をさらに探っていきましょう。
パソコン・スマホを使うとき、まばたきは激減しています
日中はデスクワークで疲れて、通勤時はインターネットで情報収集をしたり、帰宅後はテレビを見て…なかなか目を休める時間ってないですよね。
そこで注意したいのは、パソコンやスマホを使っていると、無意識にまばたきが減ってしまっているということです。
まばたきは、目を開いたり閉じたりして、涙の分泌を促進しています。
人は、通常1分間に約20回ほどまばたきをするといわれていて、何かに集中すると無意識にまばたきの回数は少なくなります。
例えば、、、。
①車の運転中は約12回
②読書中は約10回
③パソコンやスマホに集中している時は、6~7回
に減ってしまいます。
その結果、涙はどんどん蒸発してしまい、ドライアイを誘発してしまいます。
ドライアイの原因は、パソコンやコンタクトだけではありません。
しかし、こんな声もあります。
パソコンも、本も読まない人がドライアイになることはあるのか?
コンタクトはつけていない、細かい仕事を沢山しているわけでもない。
こういった例は、決してめずらしくありません。ドライアイは、10代前半の子供にも発症することがわかっています。
このようなことから、パソコンやコンタクトだけが原因と言い切ってしまうのは難しいです。
生活習慣以外にも、原因はあります。
目とからだの血行不良がドライアイを引き起こす
原因①でも触れましたが、目は近くを見ることばかりが増えてしまったために、大幅に疲れてしまいます。
しかも目の周りの筋肉は、目を開けている限り絶え間なく活動していて、休むことができません。
目と目の周辺には、神経細胞がたくさんあって、細かい血管が無数に張り巡らされています。
これらの血管に十分な血液が必要なわけですが、目の周りの筋肉が緊張していると、血行が滞ってしまいます。
血液は全身を巡っていますので、「目」だけの問題ではありません。
血流改善はからだ全体で行わないと良い結果はまず出ないでしょう。
ドライアイの人の多くは首こりや肩こりを併発しています。
これは、視神経と首の神経が繋がっているのも理由のひとつですが、全身の血行不良を起こしていることも大きな原因です。
もう一つ血液中の酸素も血行不良によって低下してしまうことです。
酸素は目の最大の栄養源です。
目が酸欠状態になってしまうと、毛様体の筋力と水晶体の弾力が失われ、近眼や老眼が進行しまうことからもドライアイに対しても大きく影響します。
目は心の緊張を現している
「目は心の窓」と言われるように、目は心の緊張状態をよく現します。
例えば、勉強しなさいと親に強いプレッシャーをかけられた子供は、常に緊張した状態で目を使うので、より目を悪くしやすいのです。
あなたの心の状態はどうでしょうか?
過剰にプレッシャーを感じたり、自分自身を責めたりして毎日を送っていませんか?
不完全なまばたきをしている
ドライアイの症状がある人に共通しているのは、「まばたきがきちんとできていない」ということです。
まばたきの際に目を閉じても上下のまぶたがしっかりとついていないため、まばたきしても涙が広がらないのです。
目の表面が涙で潤わず、常に乾燥した状態になってしまいます。
まばたきが出来ないのは、顔の筋力不足
実際に、無意識でしているまばたきを自覚できている人は少ないです。
なぜこのような不完全なまばたき(瞬目不全)になってしまうのか?
まばたきの弱さは、すなわち眼輪筋の弱さが原因。
眼輪筋の弱さは顔の筋肉全体の弱さともいえるでしょう。
口呼吸、口ごもり発声、顎関節症などもその一つです。
自覚は薄いかもしれませんが、顔の表情を変えることが減って、顔の筋肉が衰えているのかもしれません。
顔の筋肉を刺激する方法については、「ドライアイの改善方法」の中でお伝えしたいと思います。
◇目の乾き、疲れやすさはカラダのバランスから、またはバランスにも影響します。
本来あるべき姿に近づくことで、カラダはパフォーマンスを発揮します。
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