ドライアイについて⑦ 対策
現代の生活は、目に負担がかかりすぎているということをお伝えしてきました。
体に対してもそうですが、目に対しても気遣いが必要です。
日常の生活の中で意識するだけでも、ドライアイは楽になるでしょう。
今回は、ドライアイ対策についてお伝えしたいと思います。
パソコンとスマホのつきあい方
パソコンやスマホは目に負担が大きいとはいえ、使わないわけにはいかないのが現状です。
ならば、目にやさしい使い方を知って実践していきましょう。
①パソコンやスマホの画面を「下目使い」で見る
目の状態をよくするには、涙を分泌してくれるまばたきが重要です。
画面を目の高さより下に置くことで、体の構造からまばたきのしやすい角度になり、目の負担を低減できます。
寝転がってスマホを見る時は、注意しましょう。
目のダメージは距離が近づくほど増します。
最近では、テレビからパソコン、パソコンからスマホと距離が近くなるものが増えています。
スマホは、無意識に近づけて見てしまうので、意識的に距離をおいて、見にくい場合は文字を大きくするなど工夫しましょう。
②一定時間ごとに、目の休息時間をつくる
パソコンを2時間、3時間と続けて使っていませんか?
目を必要以上に使えば、単純に疲れるものですし、そのような状態が続き、慢性的な眼精疲労にらるとドライアイを悪化させてしまいます。
パソコンやスマホは1時間使ったら、10~15分は休むようにしましょう。
休み方のコツ
-
パソコンを使わない作業に切り替える
-
数分だけでも目を閉じる
-
遠くを見るようにする
このように画面から入ってくる刺激をカットする時間を作ることで、目の筋肉や神経を休めます。
コンディションを保つには、適度な休憩は必要です。
仕事の効率を上げているつもりでも、あなたが目を休めていないことで、実は仕事の効率が下がっているかもしれません。
目にやさしい住環境を取り入れる
「家に帰っても、なんだか疲れがとれない…。」なんてことありますよね?
自宅でも目が疲れて乾くなら、住まいの環境を見直す必要があるかもしれません。
部屋の照明はちょうどよい明るさになっていますか?
明る過ぎる部屋は、かえって目を疲れさせ、ドライアイを悪化させます。
これは、テレビやスマホの画面も同様です。
目の疲れない程度のやさしい明るさに調整しましょう。
また、部屋の湿度を保つことも重要です。
最近の建物は、気密性が高く、乾燥しやすい構造です。
理想の湿度は、40%~70%といわれていますが、もし加湿器がない場合は、部屋に濡れたタオルをかけておくというのもひとつの方法です。
目に負担をかける習慣を見直して減らす
夜に本を読み始めると、眠くないのにすぐ目を閉じてしまうことってありますよね?
実はこれは、目を疲れから守ろうとしている自然な働きなのです。
起きている時間が長くなればなるほど、目に負担がかかります。
夜遅くまでだらだらとテレビを観るのも、目に負担をかける環境です。
睡眠不足は、ドライアイを深刻化させる習慣だということを覚えておきましょう。
自宅で出来る目と身体の上手な休め方
目を疲れを癒すのには、温めることをオススメします。
ドライアイの改善にも効果的です。
ドライアイの人は、目の際にあるマイボーム腺がつまり、油分の分泌が不足しています。
涙は油分が不足すると、蒸発しやすくなります。
目を温めることで、マイボーム腺のつまった油分が溶けだし、目を保護する涙の質が良くなります。
また、目の周りの筋肉のこ、血行が良くなるので、目の潤いが増します。
蒸しタオルや、ホットアイマスクを活用したり、入浴時に湯船につかって、あたたかいタオルで目を覆うでもよいでしょう。
◇目の乾き、疲れやすさはカラダのバランスから、またはバランスにも影響します。
本来あるべき姿に近づくことで、カラダはパフォーマンスを発揮します。
その妨げとなっているカラダのバランスを整えるならこちら→
https://www.seitai-kawagoe.com/