日常の中に潜む、むくみを引き起こす原因 その3
カラダがむくむ食生活とは?
夜な夜なラーメンやスナック菓子を食べて、翌朝に手や顔がむくんでしまっていたなんて経験はありませんか?
むくみと切り離せない関係あるのが塩分です。
カラダの細胞周りにある水分は、私たちが飲んだり食べたりしたもので濃度が変わります。
水分の塩分濃度が高まると水分を引き寄せてしまい、むくみをひどくさせてしまいます。
また、栄養不足もむくみの原因になります。
例えばタンパク質が不足すると、血管に水分を保つ力が弱くなり、水分がどんどんにじみ出る状態になります。
「ダイエットしてるのに、顔が前より丸くなってる感じがする?」
もしかすると、それは栄養不足によるむくみかもしれません。
生理前や妊娠中は大量の水分を蓄えるカラダのしくみ
女性のカラダは月経で大量の血液が失われるのに備えて、大量の水分を蓄えようとする働きがあります。
月経の10日前あたりから、おなかを中心にむくみが起こりやすくなるのはそのためです。
このむくみは自然なものなので、月経が始まって治まるなら、それは生理的なむくみで問題はないでしょう。
ですが、月経周期に合わせて体重変動が激しい場合は注意が必要です。
妊娠中の場合、月経の時と同じようにホルモンの関係でむくみますが、血圧に異常がでてむくんでいる場合は腎臓に負担がかかっている可能性があります。
その場合、まずは産婦人科で一度診てもらうことをおすすめします。
身体のむくみは、心もむくみ?
じつは私たちの目に見えないところもむくんでいます。
手足や顔がむくむ、その前に「腸」がむくんでいるのです。
腸はお腹の中にありますから、見ることができませんが、手術などで開腹した時にそれがわかります。
医師の話では開腹したとき、実際にむくんでいるそうです。
ただ、ほとんどの人が自覚していません。
それどころか、見えないのをいいことに放置しているため、それがカラダに様々な症状になって現れるのです。
腸は、便秘、肌荒れなどの不調だけでなく、気力の低下、イライラや不安、うつなど「精神面」と深い関係があることを専門家により明らかにされつつあります。
カラダはなぜむくむのか?その根底にあるのは生き方であり、ライフスタイルという今までにないとらえ方もできるのです。
つまり、血流が滞っているように、人生もどこかで滞ってしまっている。
人生が滞るとき、人はストレスを感じます。
ストレスは内臓と密接に関係する自律神経のバランスを崩し始めることからもカラダだけでなく心もむくんでしまうのです。
カラダのむくみが、心の状態を変えることも、またその逆もあるということです。
気持ちが穏やかになれば、抱えてきた悩みの種も解消されるかもしれませんし、むくみも改善する可能性も高まります。
ちいさな積み重ねで、むくみは解消できる
「もう歳だし、いつもむくむのは仕方ない…」そんな風にあきらめる必要はありません。
毎日のちょっとした変化で、むくみは解消されていきます。
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