手のむくみについて②
手がむくむ人の共通点となるクセ
自分の生活習慣の中にむくみの原因があったとしても、なぜ「手」がむくむのでしょうか?
実は手がむくむ人に共通するクセがあるのです。
あなたは手の使い方を間違っているかもしれません。
あなたの手を眺めてみて下さい。
手を動かす関節は指から始まっているように思いがちですが、手首まで骨は繋がっています。
それを知らないでいると、手の使い方を間違えてしまうのです。
手を動かす筋肉の硬さが原因で、むくみが発生しているこんどは、パソコンのキーボードを打つ動作を思い出してください。
指の力だけで打っていませんか?
手の動きの支点となる場所は「手首」です。
手首と手の平を無視して、指先だけで動作を続けると、どうしても指ばかりに力が入って負担をかけてしまいます。
本来動くべき手や腕の筋肉が一緒に使われなければ、筋肉は硬くなる一方です。
手の筋肉がこり固まると、その中を通る血管は圧迫され、血の巡りが悪くなってむくみが発生します。
つまり、手がむくみやすい人は、手に力が入りすぎていて筋肉が硬くなっています。
手の筋肉をやわらかくすることができれば、血の巡りはよくなり、むくみは改善します。
特別なトレーニングは必要ありません。
無意識にしているしぐさを少し工夫するだけでいいんですよ。
持つイメージをする
あなたは、文字を書く時の筆圧の強さを意識したことはありませんか?
文字を書くと疲れる人もいるかもしれません。
ペンを持つことは、手を緊張させる動作のひとつです。
しっかりキレイな字を書くようにしている人、早く文字を書くクセのある人は、特に指の力が入っていないかチェックしてみましょう。
慢性的な筋肉の疲れは、手のむくみにつながります。
まずポイントは、指先だけでなく手首を使って文字を書くことです。
さらに、手の中に卵を持つイメージをしてください。
卵?と思うかもしれませんが、その卵が割れないようにやさしくペンを持ってみましょう。
意外ほど力が入っていないのが実感できると思います。
最初は慣れないので書くスピードは遅くなるかもしれませんが、このくらいの力でペンを握れば手や腕の疲れの違いはあきらかです。
手のひらで包み込むように持つ
手元にある携帯電話を掴んでみましょう!
ペンの時と同様に、指先だけを使って持ち上げていませんか?
では、今度はペンと同様に手のひらで包み込むように持ってみてください。
どうですか?指だけでなく、手全体を使う動作になるのが分かりますか?
これが、本来の身体の構造に沿った無理のない「手の使い方」です。
物を持つ時の手の使い方を変えるだけで、使う筋肉や動きが変わります。
これ以外にも包丁を使う時、かばんを持つ時にも、指だけでなく手のひらを意識して使ってみましょう。
しなやかに指先を使う
バレリーナや女優さんは、指先まで意識を通わせて美しさをの表現を追求しています。
「しぐさ」から美しさは生まれると言っても過言ではないでしょう。
例えば新聞を置く時に、投げるように置いたり、お皿やグラスを置く時も同様に音をたてないように気を配れば、指の末端まで自然と意識が行きわたるようになります。
指先が離れるところまで配慮できているかがポイントです。
指先までしなやかに使うことで、手の力が抜けて循環がよくなります。
同じ動作ばかりしていないか点検する
手の筋肉が硬くなってしまう人は、手を過剰に使って酷使している場合があります。
例えば、ハサミを使う職業の人、1日中パソコンの入力作業をしている人。
毎日包丁を握るお母さんや、赤ちゃんの育児に追われている新米ママさんなどです。
同じ動作ばかりでは筋肉はこり固まってしまいます。
もしそういった作業が欠かせない状況にあるなら、なおさら「手の使い方」に気を配る必要があります。
りきんだまま同じ動作を続けていると、筋肉の中を通る神経も圧迫しやがて、腱鞘炎などを発症する可能性もあるので注意が必要です。
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