睡眠をとってカラダを休めたはずなのに、朝から肩のこりを自覚している人がいます。
「昔は疲れてても、一晩寝ればスッキリしたのに、、。」今となっては過去の話。
年齢を重ねるにつれて、眠っても疲れが解消されない、、。
それどころか、朝から首肩まわりや背中が固まっている感じがする、、。
寝ていても、こってしまう状態になる人がいます。
これを放置してそのまま過ごしていると、疲労が蓄積されて慢性的なコリとなってしまう可能性があります。
では、寝ても取れない筋肉のコリは、なぜ解消されなくなってしまったのでしょうか?
その原因から考えていきましょう。
様々な不調の原因にもつながる睡眠時のコリについて
寝ている間に筋肉がこってしまうというような状態では、その他の様々な症状を引き起こす可能性があります。
睡眠時のコリというと、まずイメージとして朝起きてすぐ感じる肩こりがあるかと思います。
こうした筋肉がこり固まったような自覚症状だけではなく、筋肉のコリが影響して引き起こされる体調不良も含まれます。
以下の睡眠時のコリ度をチェックする項目を読んでみて下さい。
もちろん当てはまる数が多いほど、眠っていてもカラダはリラックスできずに力が入り、睡眠時のコリが生じやすくなっている可能性がたかくなります。
睡眠中にリラックスできている? 睡眠時のコリ度チェック
・睡眠時間は少なくないのに、朝とても眠い
・仕事をしていても午前中に眠くなることが多い
・朝起きたとき、胃腸の不調を感じることが多い
・出勤時や午前中の外出時に脚が重だるく、疲れを感じる
・以前なかった違和感が、枕や布団などの寝具にあり、しっくりこない気がする
・朝の顔を洗ったり、うがいしたり、着替えたりといった簡単な動作で、カラダのどこかに痛みが出たり、固く感じるなどの違和感がある
・怖い夢など、不快な感覚の残る夢を見る
・寝ている時、歯ぎしりをしていると指摘されたり、歯を食いしばっているといった自覚がある
あなたは、いくつ当てはまってしまいましたか?
では眠っていてもカラダがこってしまうのはなぜなのでしょうか。
このようなカラダの状態になってしまう人の多くが、夜眠りにつくのに必要なリラックス状態になれていない日常生活を送っています。
私達が日中、カラダを動かしたり考えたりと頭を使ったりしているとき、五感からたくさんの刺激を受けています。
脳では、それらを瞬時に処理して、パソコンで仕事をしたり、駅まで急いで走ったりの活動状態を維持しています。
眠ってもカラダがこってしまう人がに共通する大きなポイントは、布団に入って横になり、立ったり、座ったりしているときに比べて重力からある程度解放されていても、力を抜くことができないといことです。
川越総合整体院を訪れる患者さまの中にも私が、「◯◯さん、力を抜いて下さいね」とお伝えしても、「体の力の抜き方がわからない」「自分では脱力しているつもりなのですが……」と返ってきます。
そして、寝ている間も内臓が活発に働いていたり、リラックしたり、カラダの修復を促す神経系が優位になれず、活発に活動する神経系が優位のまま寝る時間を迎えていたりといったことが挙げられます。
そうすると、睡眠をとっているときでも、神経は高ぶっているため、質の良い睡眠をとることができず、しかも筋肉のコリが生じるような、カラダに悪影響を及ぼしてしまうのです。
次回は、改善策についてをお伝えしたいと思います。
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