大人だけではない、子供の肩こりについて前回からお伝えしています。
今回は、なぜ子供にも肩こりが起こるのか?についてお伝えしたいと思います。
緊張状態から解放されない子供たち
肩こりは、首・肩・背中などの筋肉が緊張し続け、血流の滞った状態をいいます。
このようなカラダの状態に子供がなるの?と思う人が多いでしょう。
子供のカラダは柔軟性があるはずなのに、どういったことが原因で、このような状態になってしまうのか、実際お子さんがいる親御さんたちは気になるところだと思います。
近頃の子供は、小さい頃から体を大きく使って運動をする機会が少ないのでは、ということが問題としてよくあげられます。
確かに、そんな一面もありますが、子供の肩こりは単に運動不足であるという問題だけにはとどまりません。
姿勢やカラダのバランス機能に関わる大切な役割を果たす筋肉の発達への影響もあるかもしれません。
また、塾の勉強や習い事などに必要な体力も養われない、子供ながらに受けるストレスを発散できず、ココロとカラダが緊張した状態が続いてしまう、といったことにも影響することもあります。
多忙な子供が増えている
当院をご利用いただいた方の中にも、今は大人ですが、「子供のころから肩こりを感じていました」ですとか、「小学生の頃に肩こりで鍼治療を受けていました」という話を聞きますので、子供の肩こりは今に始まった事ではないのですが、肩こりのきっかけとなる生活環境は、以前よりは増えたのではないでしょうか?
とくに、スケジュールに追われる子供が増えたこと、その事が肩こりの原因に考えられます。
幼稚園に通うお子さんでも、小学校受験のためや、受験されないお子さんでも、知識や体力をつけるために、習い事をいくつか掛け持ちしている、なんてことが珍しくなくなってきました。
これは小学生でも同じような状況です。
そういった忙しいお子さんの中でも、その忙しい状況を楽しむことができていない場合、大人と同じように、ココロとカラダの乱れから、いつも次のスケジュールに対して身構えるようになります。
そのような生活でちくせされた疲労は、解消されぬままで、スケジュールをこなそうとする活力は減っていき、周りから見ても活気の無い印象が目につくようになるでしょう。
そうような状態になる頃には、首や肩周り、さらには背中の筋肉までもこり固まっている可能性があります。
お母さんはリラックスしてますか?
肩や背中のこりが続くと、じっと座っていられなくなったり、集中力が低下したりすることがある事を前回お伝えしましたが、そのようなお子さんを見て、「ちゃんと勉強しなさい!」 「どうしてうちの子はこんなに落ち着きがないの?」とイライラしたり、叱ったりと、心配になってしまう、というお母さんも少なくありません。
ですが、お母さんの心の状態は、お子さんに緊張を与える要因となる場合が多く、肩こりを長引かせてしまう恐れがあります。
育児のストレスをためやすい時期でも、お子さんにとってはお母さんの微笑みは、お子さんの緊張を解く大切なものになります。
ゆとりが持てないほど疲れているお母さんからは、笑顔が消えてしまいがちです。
そして、それに気づいていないお母さんも多いようです。
子供の肩こり予防には、心地よい環境づくりから
塾や習い事で休む暇もなく忙しい、またカラダを動かす機会が少ないこと、などが肩こりの原因としてありますが、それ以前に基本の部分としては、お母さん・お父さんといった保護者の方の様子です。
お子さんは、家庭の雰囲気を察することに優れています。
適度な緊張感はあっても良いと思うのですが、心地の良くない雰囲気や環境はなるべく改善させた方が、肩こりに与える影響も少なくなるでしょう。
親の表情や態度、イライラや威圧感は特に肩こりに悪影響を与えるでしょう。
大人だって、イライラして人や威圧感たっぷりの人と一緒に居る環境っていやですよね?
気持ちがゆったり、安定しているだけで、お子さんの緊張もやわらぎ、肩こりに関わる心配な様子が解消されていくケースも実際にあります。
このことは、ココロとカラダの健やかな成長を願う上で、とても大切なことになります。
お子さんの前に、まずは保護者の方々がご自身の生活を振り返って、その結果、あなたの笑顔が増えて、お子さんに不要な緊張がかからないように日常生活を過ごすことができると、肩こり予防は万全になるのではないでしょうか?
上記を日常で取り組んで見ても、なかなか改善されない、慢性化したお子さんの肩こりには川越総合整体院の整体が回復をサポートいたします。