国の調査では、女性の約4割が訴えているという結果が出た「手足の冷え」。
また、とある企業の調査では、女性の7割、男性会社員の3人に1人が「冷え」に悩んでいるというデータもあります。
また、冬場に限らず夏に冷えを感じる人も増えてきています。
そこで今回は、詳しくお伝えするため2回に分けて、冷えに悩んでいる方へ「冷え」の原因についてや入浴、食事など毎日の生活でご自身で取り組める対処法をお伝えしたいとます。
冬だけでなく、夏にも「冷え」を感じる理由とは?
「夏なのにカラダが冷えて困っている」と悩んでいる人が年々増えています。
それはどうしてなのでしょうか。
原因を考えたとき「夏だからこそ」の理由が見えてきます。
また、食事や生活習慣など、夏の冷えの原因は、冬の冷えとの共通項もあることがわかります。
冷えの原因とは
冷えの原因には、あなたの毎日の飲み物や食事に潜んでいます。
例えば、冷蔵庫で冷えたペットボトルの飲料をそのまま飲むだけでなく、その飲み物をさらに氷を入れたグラスに注いでから飲んでいませんか?
また、冷蔵庫から出した物ばかり食べていて、温かい物をあまり食べていないなんてことを頻繁にしていませんか?
体温以上の物を飲んだり食べたりすることは、冷えを防ぐことにつながります。
また、カラダを温める食材を選ぶことも大切です。(②でお伝えします)
ですが、朝コップ1杯の冷たい水を飲むことは、冷えの対策になります。
なぜなら、胃の中に冷たい水が入ることで、体温が下がったとカラダが反応して、体温を上げようとする働きにスイッチが入るからです。
※ただし、急激に血圧が上がることがありますので、血圧などに問題のある人は注意が必要です。
特に冬場は、部屋を暖めてから水を飲むようにしましょう。
この他では、湯舟につからずシャワーだけですませることが常であると、カラダの冷えを招く一因になります。
湯舟につかることで全身の血行がよくなって、新陳代謝を促進して体温を上げることにつながります。
シャワーだけですませるのは、かえってカラダを冷やし、血流を悪くする原因ともなってしまうのです。
オススメは、半身浴よりも全身浴の方が肩も温まり、血行促進には効果的です。
心臓に問題がない方なら、冷え対策にお勧めなのは全身浴。
38~40度のぬるめのお湯に10~20分程度つかるのがいいでしょう。
また、夏に向けて薄着や水着を着るためなど、真夏に向けて無理なダイエットをしていませんか?
運動をしない食事制限は、筋肉量を減少させてしまい、冷えに悩まされることがあります。
理由としては、体温を作り出すために必要な筋肉が減り、働かなくなってしまうからです。
また、暑いからと運動を避けていたり、そもそも運動不足が慢性化していないでしょうか?
筋肉には多くの毛細血管があるため、筋肉を動かすことで血流が促進されてカラダが温まるのです。
夏に汗をかかない人が増えているのも、運動不足や湯舟につからないこともその原因と考えられます。
今ではエアコンは多くの場所に設置されるようになりました。
そして、エアコンは冷えの原因となります。
室内と屋外の温度差が大きいと、体温を調節する自律神経に負担がかかります。
冷えは自律神経の乱れが原因で起こる場合が多く、冷え以外にもさまざまなカラダの不調を引き起こしてしまいます。
職場ではひざ掛けをしたり、こまめにカラダを動かして血流が滞るのを防ぐなどの工夫が必要です。
ここまでお伝えした原因の一部は、冬の冷えとの共通項が考えられます。
寒い冬、逆に温かい部屋でアイスクリームや冷たい飲み物を頻繁に摂っている人は要注意です。
また、忙しくてお風呂にお湯をためる時間がないからと、シャワーですませることはないでしょうか?
また、正月太りをしたからといって、食事を抜くダイエットをしていませんか?
屋外が寒いからといって、外出を避けていませんか…。
生活習慣を変えることは、簡単ではありません。
ですが、今回お伝えしたようなことを暑いとき、寒いときと一年中続けていると、慢性的な「冷え」から逃れることが難しくなってしまいます。
これからの季節、今からでも少しずつ取り組んでみてはいかがでしょうか?
次回は、もう少し冷えについてをお伝えして、ご自身で取り組める対処法もお伝えしたいと思います。
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川越総合整体院