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院長ブログ

川越市 新河岸の整体院 【股関節の痛みについて】

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当院にご来院いただいたクライアントさんの中でも、はじめ股関節が痛むと訴えて指差しているところが実際の股関節と違う場所を指していることがあります。
 
あなたは、股関節(こかんせつ)がどこにあるのか、知っていますか?
 
股(また)という字から、股間のあたりを連想する人が多いようです。
 
実際にはカラダの正面ではなく、側面のお尻に近いあたりで、太ももの骨が骨盤と接する部分の関節が、股関節です。
 
ですので、股関節にトラブルが起こると、お尻や太もも、腰のあたりに痛みがでることがあります。
 
また、歩き方からの影響が股関節に症状として出ている場合、ひざにも負担がかかっていることも多いです。
 
坐骨神経痛や腰痛、ひざの痛みを覚える人は、ついつい痛いところに意識が囚われやすいのですが、原因を考えたときに股関節に問題があることも少なくありません。
 
股関節は、日常のほとんどの動作に関係し、影響する大切な部分です。
 
例えば歩いたり、階段を上ったり、いすから立ったりといった動作は、股関節がしっかり機能して初めてスムーズな動きをすることができます。
 
また、スポーツにおいてもゴルフや野球などのスイングをする場合も、多くの人は腰の動きと思っていますが、基本となるのは股関節の動きなのです。
 
股関節がうまく動かないと、腰もスムーズに回転しません。
 
ところが使い過ぎたり、ケアをしてない、加齢によって、だれでも股関節の動きが低下してきます。

 
股関節の機能が低下する理由として、次の3つがあげられます。
 
(1)  股関節や周囲の筋肉などが硬くなる。
 
(2)  股関節を支える筋肉が弱る。
 
⑶ ⑴と⑵が慢性化すると、関節を支える靭帯も硬くなる。
 

その結果、股関節にかかる負担が大きくなり、日常の動作や歩行に支障が出るようになります。
 
痛みが出て、はじめて股関節のトラブルに気が付くことが多いのですが、もしあなたに以下のようなサインとなる現象があらわれたら注意が必要です。
 
①歩幅が狭くなった(大また歩きがしにくい)
 
②平らなところでつまずく
 
③いすから立つとき、机やひざなどに手をつくことが増えている
 
④階段が上りづらい(スムーズに足が上がらない)



股関節症について
股関節のトラブルを放置していると、太ももの骨と骨盤の間にのクッションともいえる軟骨部分がすり減って炎症を起こし、痛みを感じるようになります。
 
このような症状を訴えることが最近増えている変形性股関節症です。
 
原因の多くは、カラダのゆがみから起こるものと、先天性のものです。
 
本来ならば、骨や筋肉が股関節をサポートしてくれているので、あまり影響は出ません。
 
ところが長い間の生活習慣における姿勢(カラダの使い方のクセ)や、中高年になって太ったり、筋肉量が減少するにつれ、股関節への負担が大きくなります。
 
その結果、日常のちょっとした動きでも痛みを生じるようになります。
 
先天性のものでは、幼児期からの股関節の障害として、先天性股関節脱臼(せんてんせいこかんせつだっきゅう)や臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)などがあります。
 
前者は骨盤と大腿骨がずれているもの、後者は大腿骨とつながる骨盤部分に問題があるケースで、どちらも女性に多くみられます。
 
変形性股関節症の初期には、坐骨神経痛や腰痛、ひざ痛などがよくみられます。
 
この他、運動をするたびに、同じところが痛くなるケースもあります。
 
放置していると、股関節の周囲の筋肉などが、どんどん硬くなり、動かせる範囲が狭くなります。
 
靴下やズボン、スカートを履く、足の爪を切るといった動作がしにくくなったり、痛い足を無意識にかばって歩き方が不安定になり、左右にふらついたり、その影響でカラダのゆがみも強くなります。
 
さらに悪化すると痛みで歩けなくなり、手術が必要ということになりかねません。
 
できれば坐骨神経痛やひざ痛などを繰り返す早い段階で受診し、エックス線検査などで股関節の状態を調べておくことが大切です。
 
もし、病院で変形性股関節症と診断された場合、初期の段階であれば、整体にて股関節をふくむ全身のバランスを整えることで、さらなる変形を抑えたり、痛みを緩和、または改善することができるでしょう。

 
股関節の運動法について
股関節の衰えや機能低下を予防するには、日ごろから適度な運動をして、股関節周辺を柔軟にし、筋肉を適度に刺激しておくことが大切です。
 
今回は初期段階の人、歩いたり階段を上るときに股関節にちょっと違和感をおぼえたり、坐骨神経痛などを繰り返す人のための、ケアをお伝えします。
 
すでに股関節に強い痛みがある人や、股関節部分に熱をもった感じがする人の場合、運動によって悪化させることもあります。
 
まずは医師の指導を受けてから運動をはじめてください。
 
運動の基本は、ストレッチと筋肉運動の2つです。
 
【ストレッチ】
オーバーユース(使い過ぎ)や加齢、運動不足などが原因で、股関節は硬くなり、動きにくくなります。
 
ストレッチをすることで、筋肉の緊張をやわらげることで股関節の柔軟性が高まります。
股関節ストレッチ

①床に座って、両足を大きく広げます(無理をしない程度に)

②足の親指側を内側に倒すようにしながら、足を内回転させます(1、2、3、4と数えながら、親指を床に近づけます)

③こんどは反対に足の小指側を外側に倒しながら、足を外回転させます(1、2、3、4と数えながら、小指を床に近づけます)

④上記の運動を、5~6回繰り返します(1日2~3セット)。
運動中は息を止めず、ゆっくり呼吸しましょう。


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この運動をしてみると、股関節が硬くなっていることに驚く人も多いはずです。
 
やりすぎないように、毎日少しずつ続けましょう。

この運動に慣れてきたら、①の状態からからだを少しずつ前へ倒す運動を取り入れます。
 
勢いをつけたり、いきなり強く前に倒すと、内ももやお尻の筋肉、腰に負担をかけてしまうので、ゆっくり動かしましょう。
 

【筋肉運動】
股関節周辺の筋肉を鍛えてサポート力を高めると、股関節への負担を軽くすることができます。代表的な運動がスクワットです。
ひざを曲げるスクワット
ひざなどに強い痛みがない場合の運動です。

①立った姿勢で足を肩幅くらいに広げ、足先を少し外側に開きます

②両手を頭の後ろで組み、正面を見たまま、ひざをゆっくり曲げていきます(※息を止めないこと)
 
③ひざを曲げた姿勢を1秒間ほどキープし、ゆっくり伸ばします(最初のうちはキープしないで、曲げて伸ばすだけでもかまいません)

④この動作を20~50回程度繰り返します(回数は年齢や体力などによって異なります。ポイントは少しずつ回数を増やしてください)。

※ひざを曲げるとき、姿勢が前かがみになると、腰やひざに余分な負担がかかります。(これを防ぐには、壁の30cmほど前に立ち、手を前に出して壁に沿わせながらひざを曲げると、姿勢が安定します。)


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ひざを曲げる角度が大きく、またキープする時間が長いほど、運動はきつくなります。
 
最初は無理をしないで、ひざは軽く曲げ、すぐに伸ばすやり方がよいでしょう。

これらを続けてみても、なかなかよい変化を感じることができない場合、カラダのゆがみによるバランスの乱れを整えることで、上記のセルフケアの効率が高まるだけでなく、相乗効果で、回復を促すことができるでしょう。
 
まずは、川越総合整体院にお気軽にご相談下さい。

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