女性は美脚を求めて、O脚・X脚などを気にされている人が多く悩ましいものですが、整体の見地からみたときに、放置し続けることでひざの痛みを引き起こす原因にもなることがあります。
今回は、O脚もX脚とひざの痛みの関係についてお伝えしたいと思います。
O脚やX脚で悩んでいる女性は少なくありません。
見た目の悪さが大きな悩みの種となっている人もいます。
そのようなひざの状態を放置し続けた結果、年齢とともに、O脚やX脚が原因となるひざの痛に悩まされるようになることもあるのです。
では、なぜO脚やX脚だと、ひざの痛みが起こりやすいのかお伝えしましょう。
O脚・X脚がひざの痛を起こしやすい?
ひざ関節は、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)からなっています。
この骨と骨の間には関節軟骨と半月板という、硬い骨同士がぶつからないようするクッションの役割をしてい軟骨があります。
ところが、O脚の場合は膝関節の内側に、X脚は膝関節の外側に圧力がかかりやすくなるバランスになるために、関節軟骨がすり減りやすくなります。
例えば、靴底が外側(あるいは内側)だけ減るのと似たようなものです。
この関節軟骨のすり減りが、ひざの痛みと大きく関係しているのです。
人によって、スポーツや重労働による負担、加齢による消耗などが加わると、関節軟骨のすり減りはどんどん進んで、ひざの痛みともなうさまざまな疾患が起こりやすくなる確率が高まります。
O脚・X脚により起こりうるひざの疾患には、変形性膝関節症、腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)、半月板損傷、膝蓋軟骨軟化症(しつがいなんこつなんかしょう)などがあります。
なぜO脚・X脚になるの?
ではなぜO脚・X脚になってしまうのか?
主な原因には、以下のようなものがあります。
①生まれつきの生理的な骨の変形
赤ちゃんの頃は、O脚の状態になっていることがほとんどです。
そして成長とともに歩くようになって少しずつ膝が内側に曲がり、だいたい2~6歳にはX脚ぎみになります。
これを生理的O脚(X脚)と呼びますが、通常は7歳くらいで改善されるようです。
ただし、2歳をすぎても改善されず、足を揃えて立ったときにひざと、ひざの間が5cm以上開く(O脚)、またはひざの内側をくっつけて立ったときに両足のくるぶしの間が5cm以上開く(X脚)場合は、先天性の骨の異常によるO脚・X脚を疑うそうです。
②病気によるもの(病的な変形)
O脚は、病気によってなることもあり、主なものには、以下があげられます。
・くる病
ビタミンDの欠乏や合成障害などによりカルシウムが骨に沈着せず、骨の成長障害や骨格の変形などが起こる病気。
O脚や低身長、鳩胸などが主な症状。
・ブラウント病
脛骨(すねの骨)の発育異常により起こる病気で、内反脛骨とも呼ばれる。
外側は正常に発育するためバランスが悪くなり、O脚になる。
原因ははっきりとわかっておらず、赤ちゃんを早い時期に(1歳未満)に歩かせることが要因のひとつになるという見解がある。
このほか、靭帯の異常や骨折などの外傷による変形なども原因になることがあるとのことです。
左右の脚のどちらかだけにO脚が現れる場合は、病的な変形が疑われています。
③生活習慣によるもの
整体で、よりお役に立てるひざの痛みの原因として、スポーツや仕事などでくり返し行う動作、足を組むくせ、重心が偏った歩き方など、生活習慣によって現れるひざの痛みです。
後天的な原因としてはもっとも多いといわれています。
これは、動きやくせによって関節の動く範囲が変化してしまうためで、女性にO脚・X脚が多いのは、男性よりも骨格や筋肉が弱く変形しやすいためと考えられています。
O脚・X脚の改善方法について
生活習慣によるものの場合は、軽度であれば日常の動作を見直す、歩き方を改善する、ストレッチを行って筋肉バランスを整えるなどの方法により改善することがあります。
上記のことを取り組んでみても、なかなか良い変化を実感されない場合は、川越総合整体院のひざだけでなく、足首や骨盤、それらの影響を受け続けた全身のバランスを整え、より的確なカラダの使い方の指導による改善を目指す提案ができるでしょう。
お気軽にご相談ください!
川越総合整体院