腰がつらい時、ほとんどの人はまず腰やお尻の部分を叩いたり、もんだりするでしょう。
しかし、一時的には「腰やお尻の硬さが和らいだかな?」と感じても、すぐに元のつらい腰の状態に戻ってしまうことがあります。
あなたにも、同じような経験がありますか?
そういった場合、今回お伝えする「両脚の長さの違い」が、腰痛の改善を妨げる要因になっているかもしれません。
筋肉のアンバランスな緊張が脚の長さの違いを作る?
今までに整体やカイロプラクティックなどを受けたとき「右足(左足)の方が短いですね」などと言われたことがある人もいるのではないでしょうか。
体のどこかの筋肉が過剰に緊張を起こしていると、アンバランスになり姿勢が崩れます。
そして、筋肉が付いている骨が引っ張られ、関節の動きが減少したり、骨の位置が正常な重心線よりもズレることがあります。
その結果、左右の脚の長さの違いとして表れることになります。
補正しようとする代償的な負担が腰痛をまねく
骨盤の左右の高さや、脚の付け根の位置などの左右差は、鏡でセルフチェックしやすい部分です。
この長さの違いが、背骨の土台となる骨盤を傾け、不安定になると、その状態から補正しようと全身のバランスをとります。
そのような時、首や背中の筋肉などが不安定な状態を支えようと頑張って働きます。
それが続いてしまうと、その部分の筋肉が緊張し、固まってしまい「肩こり」「首こり」「背中や腰のこり」として不具合を生じさせてしまうことになるのです。
まずは、姿勢のバランスを崩してしまう、左右の筋肉の違いを大きくするような緊張を緩めることが必要になります。
その上で、腰やお尻の筋肉をもみほぐしたり、ストレッチをすると腰の疲れは楽になっていくと考えられます。
※先天的に股関節へ問題があるケースや、股関節疾患や膝関節の変形、足首の捻挫などの外傷の多いケースでも、脚の長さに左右差がみられます。
脚の長さの違いをセルフチェックする
簡単なチェックリスト
・ ジーンズなどのジッパーを上げた時、体の中心よりもジッパーが右か左にズレている
・ 歩いているうちに、スカートが回ってしまい、中心がズレる
・ 以前は、問題なく履けていたズボンが、最近、片側のスソを引きずっている
・ ズボンの丈を詰める時、左右の差が大きい
・ 片方の踵(かかと)に体重がかかっているような気がする
・ 踵に痛みがある、もしくは、時々痛むことがある
・ 靴底や踵部分の減りの左右差が大きい
もし当てはまる項目があれば、脚の長さの左右差が生じるような、姿勢バランスの乱れが出ている可能性があります。
骨盤や、骨格・筋肉のバランスを調整し、足の長さ整えて腰痛予防を目指してはいかがでしょうか。
しっかりとカラダのバランスをチェックして、現状を知るために、専門家のところで、ご自身の状態を把握されるとより良いでしょう。
川越総合整体院では、初回の検査であなたの姿勢やバランスをあなた自身が把握できるようチェックし、お伝えしています。