とはいえ、今では多くの人がパソコンを使い、デスクワーク中心の仕事が多いのも事実です。
現代の生活はとても便利になりました。
自動洗濯機、乾燥機、食洗機に、最近では自動掃除機までも登場しています…。
テレビも照明もリモコンで、移動するときは電車や車。
これでは動く機会が減っても不思議ではありません。
実際、ある統計によると、一日の平均歩数は女性が6,352歩で男性は7,214歩だそうです。
これは5年前と比べてみると、また少しずつ減少してきています。
ちなみに目安とされているのは女性8,300歩以上、男性9,200歩以上と言われていて、現状では約2,000歩足りない計算になります。(ご参考までに)
人間も「動物」動く生き物です。
今も昔も、カラダは同じ体勢でずっとじっとしているために作られていません。
なので、現代に生きる人には逆に、動かないことによる弊害が起こってしまっているのです。
例えば、座りっぱなしで起こる肩こりや腰痛、そして冷え症や便秘、むくみ、生理痛やカラダのだるさ。
さらには年齢とともに気になってくる体型やたるみ、年齢とは関係なく、カラダの不調を招く姿勢の崩れなど。
これら全て「動かないこと」と大きく関係しています。
これは、同じ体勢でいると血流が悪くなって、筋肉が固くなって「コリ」が起こるからです。
また、あまり筋肉が使われないままでいると、カラダ全体が省エネモード(代謝の低下)になって太りやすい身体に、、。
特にテレビやパソコン、さらにはスマホやタブレットの普及に伴って、「動かないことによるカラダの不調」が増加の一途をたどっているように思います。
では、この習慣を見つめ直して腰痛をはじめとするカラダの不調をどうすれば予防できるのでしょうか?
あなどれない日常生活での運動量
「カラダを動かす」というと、「スポーツ」や「エクササイズ」を思い浮かべる方が多いと思いますが、ちょっとした運動と同じくらいの動きは、普段の生活のなかで意識することで、できることがあります。
それは、お掃除です。
例えば、体重が55kgの人の場合
・掃除機をかける(10分) … 31kcal
・床や浴槽、家具などを磨く(20分) … 67kcal
・部屋を片付ける(15分) … 69kcal
・窓を拭く(15分) … 46kcal
上に挙げた4種類の掃除で、時間は合計でちょうど1時間。
消費カロリーの合計は約213kcal(個人差があります)
これはジョギングなら約30分、水泳なら約40分に匹敵する消費カロリーになるといわれています。
お子さんのいる家庭なら、お子さんと一緒に遊んだりすることも、カラダを動かす事においては、よい活動量になります。
もちろん、たまにカラダを休めてゴロゴロすることも必要だと思います。
ですが、普段からあまりカラダを動かさないと感じている人は、意識的にカラダを動かして、代謝を上げることは、腰痛をはじめとする、カラダの不調を予防するためには、とてもよい習慣となりますので、無理なく実践してみましょう。
川越総合整体院