肥満が腰痛を引き起こす理由と、その効果的な解消法について、今回はお伝えしたいと思います。
体重が増えることで腰が痛くなりやすいというのは、なんとなくならわかる人も多いと思います。
ですが、なぜ痛くなるのかについてはわからない方も多いのではないでしょうか?
では、さっそく肥満など、体重の増加によって腰痛が起こるメカニズムと、その対処法についてお伝えしていきましょう。
肥満が腰痛を引き起こす原因について
食生活の欧米化によって日本でも肥満の人が増えてきました。
体重が増えると、上半身を支えている腰の負担が大きくなるほかに、筋肉よりも脂肪の割合が多くなることで、骨や靭帯にかかる負荷も大きくになります。
生活の中では、腰もヒザもよく使うため、体重が増えて、より負担をかけ続けると痛めやすくなります。
また、体に脂肪が蓄積されてお腹が出てくると、自然に腰がが反ってきてしまいます。
腰が反った状態では、腰の関節に常に負荷がかかった状態になってしまい、その不安定な状態を支え続ける筋肉は緊張し、腰痛につながります。
さらに、腰の反った状態は背骨のゆるやかなS字カーブもゆがめてしまい、腰だけでなく、ヒザ関節などにも負荷がかかり、ひざの痛みが引き起こされることもあるのです。
肥満と腰痛を一緒に解消するには?
肥満と腰痛の改善には、適度な運動とバランスを意識した食事が不可欠です。
それぞれのポイントを具体的にあげてみます。
適度な運動のポイントについて
肥満の方は運動不足の人が多いので、日ごろから運動する習慣をつけましょう。
ですが、これまで運動をする習慣のなかった人がいきなりハードな運動をすると、故障の原因にもなりかねませんので、無理をせず少しずつ体を慣らしていきましょう。
おすすめは、ウォーキングです。
脂肪燃焼を効率よくするためには、あまり早歩きにならないことです。
脂肪燃焼を考えるならランニングよりも、ウォーキング、早歩きよりも無理のないペースで歩くほうが効率的です。
適度なウォーキングは、腰痛と肥満のどちらにも効果的です。
運動により、筋肉の血流がよくなり、緊張がほぐれるだけでも、今まで十分に働けなかった筋肉が働きだし、それだけでも筋力UPしますし、継続することで、ある程度筋肉がつくと、腰をしっかり支えることができるようになり、腰の負担が軽減されます。
ただし、肥満の程度や心身の状態によっては、運動が逆効果になる場合もありますので、無理のない範囲でまずはトライしてみて下さい。
バランスのよい食事のポイントについて
すべての人ではありませんが、肥満傾向にある人の食生活を伺うと、炭水化物(ごはん、麺類、パンなど)をたくさんとっていることがわかります。
もちろん食生活だけでなく、運動不足などの習慣もあるのですが、食生活においては、炭水化物を減らし、タンパク質や野菜を増やした食事を心がけるとよいでしょう。
また、朝食はしっかりとり、夕食は軽目にとるとよいでしょう。
夜食や間食はできるだけ控えて、早食いせずによく噛んで食べることも大切です。
あなたも、痩せることが大切だと頭ではわかっていても、そう簡単に生活をあれもこれも変えることはすぐにはできませんよね。
なので、できることからコツコツ、継続することで少しずつ変化させていきましょう。
また、肥満を予防、解消するには、運動と食事だけでなく、ストレス対策や十分な睡眠をとることも重要となります。
これは、肥満による腰痛やヒザの痛みの緩和に役立つだけでなく、健康増進につながることです、ぜひ無理なく意識して少しずつ行いましょう。
川越総合整体院