朝、目が覚めて起きようとした時に「あれ? 首が痛い!横向けない! 上も向けない! 」と慌ててしまった経験はありませんか?
程度の差はあっても、「寝違え」を経験したことのある人は多いと思います。
首の痛みがひどい時は、会社や学校で呼ばれてもすぐに振り向けず、体ごと動かなくてはならないほどだったり、車の運転もキビシイこともあるでしょう。
このように突然、朝に見舞われる首の痛み「寝違え」ですが、予防する方法はないのでしょうか?
今回はまず、寝違えやすい人の傾向についてお伝えしたいと思います。
こんなライフスタイル・性格は寝違えやすい!?
長時間のデスクワークで、時間に追われたり、イライラしたりしませんか?
日常生活の中で、あらゆる心身への負担が、寝ている間にもリラックスを妨げ、緊張状態を作り出している可能性があり、それが寝違えに関わる場合があります。
では、寝違えやすいライフスタイルの傾向とは、どのようなものなのでしょうか?
寝違え危険度がわかる、あなたのライフスタイルと性格
過去に寝違えで来院された方の特徴と言ってもいい、以下の15項目をあげてみました。
あなたは何個、当てはまるのでしょうか?
①慢性的な肩こりがあり、運動不足が続いている。
②デスクワーク中心で、座っている時間が長い。
③手先を使う作業が多い。
④気になっていること、ストレスを感じることがけっこうある。
⑤多少寒さを感じても我慢してしまう。
⑥飲酒が大好きで、何よりも楽しみ。
⑦我慢強いタイプだと言われるし、思っている。
⑧食べ過ぎとわかっていても、ついつい食べてしまう。
⑨睡眠時間が少ない。
⑩嫌な出来事を、いつまでも引きずってしまいがちだ。
⑪物の上げ下ろしなどの反復動作が多い。
⑫プレッシャーのかかる仕事を複数抱えている。
⑬部下をまとめる役職に就いている。
⑭スケジュールがビッシリ詰まっていないと、落ち着かない。
⑮プレッシャーに弱いが、気力で乗り切っている。
いかがでしたでしょうか?目安として、、。
・3~5個 → 早めにケアして欲しい、やや危険
・6~10個 → 自覚症状出ていませんか?そろそろ危険
・11個以上 → いつなっても不思議でない、かなり危険!
これは寝違えに関わりやすい事柄の一部ですが、いくつかの要因が重なると、寝ている時でも緊張が解けないため、少し首の位置が枕からズレただけでも、首を痛めたり、普通に寝ているだけでも首の筋肉が過緊張をおこしたりと、寝違えやすい状態になってしまう恐れがあります。
寝ぞうが悪いから寝違える?
寝違えは、寝ぞうの悪さが原因なのでしょうか?
寝違えた時、「昨日まで、首に痛みはなかったのに、今朝目が覚めたら、突然首が動かせなくなっていた」と訴える方が多いです。
「寝ぞうが悪かったから、寝違えてしまったのかな? 」と思うかもしれません。
しかし、睡眠中は誰でも寝返りを何回もうち、寝違えた朝と同じ寝姿勢も、今までに何度もしてきているはずです。
ではなぜ、今朝に限って寝違えたの?と思われるでしょう。
寝違えは、首の骨(頚椎)の関節構造への負荷や周辺筋肉の過緊張、急性の炎症で痛みが強く出るものだと言われています。
体を横にして寝ている状態では、立っている時に比べ重力から解放されることから関節への負荷も減り、筋肉もリラックスしているはずなのに「今朝」に限って、関節や筋肉に負担がかかっているというかがわかれば、寝違えを予防できるのではないでしょうか。
寝違えの前兆について
慢性的な肩こりがある人は、首を支える筋肉に負担をかけ続けていることになります。
寝違えの頻度には個人差があります。
例えば、毎月何度も繰り返す人、年に数回の人、しばらく寝違えていない人もいるのです。
このように寝違えてしまうペースが違い、寝違えの程度も、軽度から重度と分かれます。
毎月のように、何度も繰り返す人には、慢性的な肩こりがあって、仕事では時間的に追い込まれ、背中と首が張ってきて、肩こりが強くなった翌朝に寝違えることが多いという「前兆」を経験から自覚している人もいます。
その他、深酒をした翌朝に寝違え確率が高いと認識している人もいます。
今回は「寝違え」につながる傾向をチェックしました。
次回は、今回のチェックをもとに、寝違え予防するにはどのようなことに気をつけたら良いのかをお伝えしたいと思います。
目覚めてイタタタ!の「寝違え」をできるだけ回避できるようにしていきましょう。
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