寝違えシリーズ③になります。 (
はじめから読む)
この時期は、夏の疲れも影響して「寝違え」で来院される方が多いので取り上げてみました。
ご参考下さい!
朝、目が覚めて起き上がろうと体を動かした時「イタタタ!…」。
首に激痛が走り、顔を動かすことが出来なくなってしまう状態。
このような急性の首の痛を一般的には「寝違え」と言います。
目が覚めて動き始めに、既に首の痛みで頭の位置を変えることができない、または、目覚めはなんとなく首周りに重だるさを感じていて、朝の準備をしているうちに徐々に悪化し、次第に頭が動かせなくなるというケースがあります。
症状は、頭の位置、顔の向きによって首~肩~背中の上部周辺の痛みです。
程度別「寝違え」の痛み
軽い場合は、顔を向ける範囲が、いつもより多少狭い、動かしていると痛みが増していきます。
重症な場合は、顔を真上へ向けて天井を見る、真下へ向けて床を見る、左右に傾ける、左右を振り向くといった動き全てが制限されて、少しでも動かすと強い痛みをともないます。
なぜ寝違えてしまうのか?
寝違えの原因には、いくつかの要因があると考えられています。
首の関節や筋肉に負担のかかる状態が続いていたり、強い精神的ストレスを受けたり、内臓の不調があったりと、必ずしも首周辺に原因があるわけではないケースもあります。
もちろん、寝違えをすり返しやすい人の中には、慢性的な肩こりが悪化して起こる場合もあります。
つらい寝違えを防ぐためのポイント、寝違えてしまったときの対処法についてお伝えします。
「寝違え」対処の注意点
寝違えは「放っておけばそのうち治る」と思われがちです。
急な痛みに、回復を焦って、ついつい痛い部分、硬い筋肉をマッサージしたくなってしまうかもしれません。
しかし、専門家が行う以外はNGです。
正しい対処は、症状の軽減や回復を促しますが、自己判断により間違った対処をしてしまった場合は、治りを遅くしたり悪化させてしまいます。
みなさんが思わずやってしまいそうな、対処法には次のようなものがあります。
・肩こりが原因だと思い込み、首、肩を自分でマッサージする(専門家以外は危険です)
・痛みのある部分を温める(急な痛みは温めて良いかの判断が難しい状態です)
・痛みを我慢して首をストレッチする
・首をぐるぐる回して体操をする
・お風呂で長時間温まる
寝違えの対処法について
寝違えは、痛みのある部分が炎症をおこしている可能性があります。
寝違えた直後は、まず冷やしてみることが適してるとされています。
軽度の痛みでは、温めても問題がない場合もありますが、痛みが強くなる場合もあるので、迷うときは冷すことをまず選んでみてください。
程度や、個人差はありますが、2、3日ほどで炎症が治まってくるでしょう。
温めて良いのはそれ以降になります。
体操やストレッチも様子を見ながら徐々に試していきます。
寝違えへの冷却方法
冷却方法
①タオルを巻いたアイスノン、アイスパックを痛む部位に10分程当てておきます。
②10分間経過したら外し、その状態で10分間そのままにしておきます。
③ ①と②をくり返します。
目安として3~4セット行いましょう。
横になれる場合は、楽な首の高さになるようタオルを重ねて枕の高さを調整します。
横になると、頭を支える筋肉に負担を最小限にして冷やせます。
悪化する場合は専門家のもとへ
通常は2~3日で症状が軽減していきますが、長引いたり悪化していく場合、頻繁にくり返している、痛みが強い場合は、まず整形外科での検査を受けましょう。
とくに異常が見当たらないのであれば、カラダのバランスやストレス、内臓疲労からの寝違えである可能性が高まります。
そのような時は、川越総合整体院へ一度ご相談下さい。
早期回復、再発予防のためにお役に立てるでしょう。
寝違えは、カラダへの何らかの負担を知らせるものです。
なので、寝違えたときは、それまでの首や肩周りの状態や体調に目を向るようにしましょう。
川越市で急な寝違えの早期回復と再発予防を目指すなら
川越総合整体院