ヒノキ、イネ、ブタクサ、ヨモギなどの花粉は1年中飛んでいますが、秋の花粉症の代表といえばやはりブタクサ、ヨモギの花粉です。
(ブタクサ)
(ヨモギ)
くしゃみ・鼻水・目のかゆみなどでツライ花粉症ですが、発症するカラダの状態によっては、肩こりを伴う人がいます。
肩こりの治療として、代替医療である鍼灸や整体を受けて花粉症が和らいだ、という話を聞いたことがありますか?
花粉症と肩こりとの共通点のヒントはここにあります。
花粉の侵入することで働く免疫系
花粉症は、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、人によっては肌が荒れるなど様々な症状を引起します。
春もひどく、秋も花粉に反応する人は、これがしばらく続くのですから、憂鬱なシーズンでしょう。
この花粉症ですが、もともとヒトのカラダに備わる異物を排除するという、生命維持に必要な機能が関わっています。
花粉が体内に侵入すると、免疫系の働きによって、異物として認識し花粉を排除しようとするシステムです。
花粉症と副交感神経
花粉症などのアレルギー症状を引起す原因として、免疫系と自律神経系との関連について少しお伝えしておきましょう。
血液の細胞である白血球には、顆粒球、リンパ球がありますが、これらの比率は交感神経と副交感神経からなる自律神経系の働きによって調整されています。
副交感神経が優位になるとリンパ球が過剰なアレルギー体質になって、その際に花粉にさらされるといわゆる「花粉症」と呼ばれる状態になってしまいます。
ですから、交感神経系と副交感神経系のバランスがとれていることが、とても重要なのです。
では、花粉症と肩こりに通じる共通点とは何でしょうか?
肩こりの要因のひとつには交感神経系との関わりがあります。
例えば、過度なストレスによって交感神経系が優位になると、毛細血管を収縮させ筋肉を緊張させてしまいます。
交感神経系の働きが優位な状態が続く時には顆粒球が増えているのですが、この状態を脱するための反応が起きて、血流が改善される際に、痛みが生じてしまうと言われています。
このことから、花粉症と肩こりはどちらも自律神経系の乱れによって起こりやすくなるのです。
花粉症と肩こりの予防には?
花粉症も肩こりも、予防のためには交感神経系と副交感神経系のバランスが大きく崩れないようにしなくてはなりません。
動くことが面倒になりダラダラした生活を送ってしまうと過度にリラックス状態になってしまいます。
適度なリラックスは大切ですが、過度なリラックスは花粉症になりやすい体質を作ってしまいます。
花粉症体質を作りやすい習慣
・炭酸飲料をよく飲む
・おやつを食べてゴロゴロする
・飲酒や油モノの食事が好きで肥満傾向
・運動不足
・甘いものが好き
・ゆったりし過ぎる生活を送っている
花粉症、肩こりの予防には適度な運動をすることです。
適度な運動は、精神的なストレスを緩和させることに有効とされています。
特に花粉症の予防は、花粉そのものを避けることも大切ですが、それ以前に、緊張状態や怠惰な生活でのリラックス(過度)を見直すことです。
花粉症や肩こりのためにも自律神経系の働きをバランスよく保てるようにしましょう。
整体で花粉症や肩こりが軽減されると言われるのは、施術によって自律神経系の安定のためです。
ひどくなる前から、自律神経系のバランスを調整しておくとカラダが楽になると思います。
川越総合整体院では、自律神経系への調整での実績が多数あります。
気になる方は、一度ご相談下さい。