毎月やってくる女性特有の肩こりがあります。
肩こりに悩む女性はとても多いですが、毎月同じ時期に肩こりが悪化する事に気付く人がいます。
なんとなく気分がすぐれず、イライラしたり、落ち込んだりと気持ちが不安定になったり、頭が重く頭痛を伴うという人も多く、はじめは疲れやストレスのせいだと思っているようです。
ところがあるときから、周期的にこのような症状や肩こりが出ていることに気づきます。
その原因のひとつに、「月経前症候群(PMS)」があります。
月経前症候群は、月経の1~2週間前からココロとカラダにさまざまな症状が現れるのが特徴です。
人によって症状は様々なのですが、その一つに、肩こりがあります。
月経前症候群の症状について
症状がつらく仕事も休みたいくらいに感じることもあるという月経前症候群の症状は様々で、たとえ症状の種類が少なくても、程度が重ければそれだけで毎月苦痛に感じ、ますます気が滅入ってしまう人も多いものです。
月経が始まると症状も徐々に軽減されるものの、その程度にも個人差があります。
主な月経前症候群の症状をあげてみました。
月経前症候群の症状
・肩こり・頭痛・めまい・吐き気・動悸・倦怠感
・腰痛・関節の痛み・下腹部の張りや違和感
・食欲の変化
・便秘・下痢
・乳房の張りや痛み
・怒りっぽく、攻撃的になる
・無気力・集中力の低下
・孤独感を感じる
ストレスの影響で、悪化する月経前症候群の肩こり
日常的に肩こりを感じている人でも、月経前症候群があると、毎月周期的に、肩こりが悪化すると感じることが多いようです。
はじめは、毎回、月経の前頃から肩こりが強まっているのか、毎月の仕事が忙しくなる時期に、肩こり強くなっているのかがわからないかもしれません。
いつ肩こりが悪化しているかを意識するようにすると、わかりやすいですが仕事が忙しく、ストレスがたまることで、月経前症候群の症状も強く出てしまうことがあります。
ストレスと月経前症候群との悪循環で、しつこい肩こりに悩まされている人も少なくありません。
月経前症候群による肩こりを緩和させるには?
月経前症候群の症状を、ご自身で緩和させる方法は、ココロとカラダをリラックスさせて、血流を促進させることです。
肩こり緩和のためには、月経前症候群の症状が出ていないうちに、下記のような予防を行うとよいでしょう。
・全身を動かして芯から温める
ウォーキングやストレッチなどの全身運動が適しています。
息切れしない程度の全身運動を行うと効果が得られやすいです。
例えば、家の階段を昇り降りしてみたり、その場で足踏みを数分ほど行ったり、近所のスーパーまで、いつもより少し足早に歩いてみるなど、気軽に取り入れやすいものが良いでしょう。
張り切りすぎない程度に、音楽でも聴きながら楽しく行うことが大切です。
肩や腕を、動かす運動をする
全身が温まったところで、次は肩周りの筋肉を刺激するように運動します。
①肩を脱力させるための上げ下げを行います。
顔を正面に向けたまま、両肩をギュっとすくめます。
5秒位すくめたら、力を抜きすくめた肩を下します。
3回位を目安にくり返します。
②できるだけ大きく腕を振り肩の付け根から回しましょう
右腕を肩の付け根から回します。
そのとき、肩甲骨がしっかり動かせているかどうかを意識しながら、クロールをする要領でゆっくりと回していきましょう。
1回まわしたら、左も同様にして、交互に回していきます。
クロールと同様に左右交互に腕を動かします
③ ②の動作を連続的にします。
宙をクロールで泳いでいるイメージで、左右1回ずつを1セットとして、10セットほど腕を回してみます。
慣れてきたら、無理のない程度に回数を増やして、さらに血行を促進させましょう。
※肩関節に痛みのある人は、無理に行わないでください。
好きな香りでバスタイム
アロマオイルを上手に利用して、リラックス効果を高めましょう。
38~40度くらいのお湯に、好きな香りや色の入浴剤を入れたり、アロマオイルを使ったりして、のぼせない程度にゆっくり浸かりましょう。
ゆったり眠りにつきたい、気持ちを落ち着かせたい、気分をリフレッシュさせた時に最適です。
ラベンダー、ジャスミン、ローズマリーなどがおすすめです。
月経前症候群の症状が重い場合、症状が出始める頃には、動くことすらツラくなってしまうこともあります。
なってから取り組むというよりは、普段から対策として取り入れておくと良いでしょう。
また、月経前症候群は日頃のカラダのバランスによっても影響を左右することが多いので、
骨盤矯正を始めとする全身のバランスを整えておくこともオススメします。
川越総合整体院