自力では出ないのが普通というような便秘に慣れてしまうと、1週間以上お通じがなくても放置してしまう人が少なくありません。
しかし、長引く便秘は病気につながることもあります。
お通じの正しいリズムを取り戻すための方法、長引く便秘の危険性についてを、お伝えしたいと思います。
あまり苦しさを感じない、「出ない」のに慣れてしまったなどの理由で、1週間以上お通じがないにもかかわらず、何の対処もしていないという人がいます。
はじめにもお伝えしましたが、便秘が長引くと、思わぬ大きな病気を招く可能性もあります。
正常なお通じの基本は健康的な生活習慣
軽めでも、頑固でも、便秘を解消させるための基本は同じです。
「食生活の見直し」と「生活習慣の改善」により、「腸内環境を整えること」これに尽きます。
腸内環境を整えるためには、まず便の素となる食事を見直すことが大切です。
意識したい食生活について以下にまとめました。
・水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランスよく摂る
・腸は朝に動きが活発になるので、朝食を抜かない
・便を柔らかくするために、まめに水分を摂る。
・善玉菌を増やすよう、発酵食品、ビフィズス菌などの乳酸菌、オリゴ糖などを積極的に摂る
・便が出やすくなるよう、量をしっかり食べて便のかさを増やす、などです。
ストレスや不規則な生活も、腸内環境を悪化させる要因となります。
生活習慣においては、以下のようなことに気をつけて生活しましょう。
・十分な睡眠をとる
・好きなことを楽しんでストレスを溜めないよう心がける
・腹部に刺激を与える体操やストレッチなどを習慣化する
・軽めの運動やシャワーではなく、湯船につかる、半身浴などを行い、冷えを防いで血行を促進する、などです。
2、3日続けたら結果が出るようなものではなく、時間はかかるでしょうが、以上のことをコツコツ続けるうちに少しずつ解消されていくでしょう。
もし、お通じがなくてつらい場合や、自然に出るまで待てないほど苦しい場合は、下剤や浣腸の力を借りて排便させることも必要です。
腸内で便が腐敗することで、毒素がカラダに再吸収されて体調に影響することもあるからです。
長期間の便秘には要注意!
排便は毎日あるのが正常とされていますが、例え3日に1回でも色や形、量がに問題なければ正常な範囲内といえます。
逆に、毎日出ていても固い、量が少ないなどの問題があれば便秘と言えます。
では、慢性的な便秘とはどのような状態を指すのでしょうか?
明確な定義はありませんが、医師たちは排便が週2回以下で3か月以上続く状態を「慢性便秘」と呼ぶことが多いそうです。
たかが便秘と思っている方も多いかもしれませんが、便秘を放っておくと大変なことになります。
腸に長く留まった便は水分が吸収されるので、乾燥して硬くなります。
新しい便がその後に留まることで、便はどんどん溜まっていきます。
本来であれば毎日便とともに体外に排出されるはずの不要物内の毒素が腸内に留まるため、動脈硬化や大腸がんなどのリスクを高めることさえあるのです。
1週間以上出ない、おなかが張る、便やおならが異様にくさい、などがサインになります。
整体においては、腸を支えるような位置にある骨盤や、内臓の機能をつかさどる自律神経のバランスを整えることで、腸の働きを活性化させて、排便を促すようサポートしています。
実際に、便秘が解消された方からは「踏ん張らなくても出るようになった」「毎日出るようになったら、肌のくすみがなくなった」などの喜びの声をいただいています。
便秘が気になっている方はお気軽に、
川越総合整体院へご相談下さい。