こんにちは、川越総合整体院の和田です。
当院を訪れる方の中に「下半身は冷えているのに、上半身は火照る」と訴える人が少なくありません。
年齢や運動不足、生活習慣からの影響で、発症の可能性が高まる下半身の冷え性。
その症状と原因、改善策についてお伝えしたいと思います。
ご参考下さい!
下半身の冷え性(症状)
下半身の冷え性とは、その名の通り「下半身が主に冷える」冷え性のことです。
これは、寒い時期だけに限ったものではなく、暑い時期にもなる可能性が高い、夏場の冷え性です。
これは、下半身の血流がスムーズに循環していないために、足先まで血液が運ばれにくく、腰から足先にかけて広い範囲で冷えを感じます。
下半身の冷え性にも段階があります。
まずは末端冷え性と同じように足先だけが冷たく感じ始めます。
「足先が冷えているということは、末端冷え性かな?」と思えば、上半身や足裏は割とポカポカしていることもあります。
さらに症状が進むと、足先から足首、ふくらはぎ、太ももと、次第に冷えている部分が拡大していき、さらには上半身は熱いのに下半身だけ冷たいという「冷えのぼせ」の状態へ移行してしまいます。
心臓から排出された血液はカラダを巡って下半身へ向かいますが、下半身の冷え性の人は下半身全体の血流が悪くなっているため、心臓からの温かい血液が全て上半身に集まってきてしまうのです。
そのため、冷えのぼせの状態になってしまうと言われています。
下半身の冷え性(原因)
年齢・運動不足・生活習慣
下半身の冷え性の一番の原因は、年齢による筋肉の質や量の低下によるものといわれています。
なぜかというと、この冷え性は若い頃にはあまりなく、中高年になると増える傾向にあるからです。
とはいえ、適度な運動や規則正しい生活習慣を心がけている人には少ないことから、若い人でも起こりえます。
こぶし大といわれる心臓のポンプ力だけで血液は循環していません。
筋肉の収縮により、循環をサポートしてもらっています。
特に、カラダ全体の筋肉の約6割以上を占めるといわれている下半身の筋肉が、硬くなっていたり、落ちていたら、それは血液循環力にも影響する事は明らかです。
梨状筋の硬化
「梨状筋」とは、お尻にある筋肉のことです。
股関節を外に回したり固定する役割があります。
正常な柔らかい状態だと問題ありませんが、梨状筋が硬くなることで、坐骨神経が圧迫され、ダメージを受けます。
それにより足の血管が収縮し、さらに下半身へ熱を送りにくい状態になってしまうのです。
筋肉も神経支配によって力が伝わりますので、筋肉の質や硬さに加えて、バランスの崩れから起こる神経伝達の低下によっても起こることがわかります。
下半身の冷え性(改善策)
下半身の冷え性は、上記のことから、定期的に運動をしたりカラダを動かす、生活習慣を見直すことで、体質や筋力の状態を向上し安定させて、血の巡りが少しずつ改善されます。
ウォーキングなどの有酸素運動を続けたり、足指でグーチョキパーを繰り返し行うなど足指の体操なども良いでしょう。
その他、ストレスを適度に発散させたり、湯船にゆっくり浸かる、ふくらはぎを優しくセルフマッサージする、食事のバランスや睡眠の質を乱さないように心がけることが大切で、継続的にこのような生活習慣が安定すると、血液の循環を促進することも十分期待できるでしょう。
もし、あなたが下半身の冷え性で、現在、慣れ親しんだ習慣があるならば、それはもしかしたら下半身の冷え性を招きやすい生活習慣かも知れません。
定着するまでが大変なだけで、上記のようなことを意識した習慣に慣れ親しんでいけばよいのです。
無理なくコツコツが下半身の冷え性を解消するポイントになるでしょう。
これらを試してみても、なかなかよい変化を実感できないような時には、
川越総合整体院へお気軽にご相談下さい。