疲れが取れず、寝ても回復しないとお悩みの方は、肉体の疲れが限界にきているのかもしれません。
今回は、肉体疲労の原因、メカニズムについてお伝えしたいと思います。
ご参考下さい!
疲労には、精神的ストレスに起因する精神疲労と、肉体的負荷に起因する肉体疲労があることを前回お伝えしました。
そのなかでも今回は肉体疲労が溜まったことで慢性的な疲労感が生じている人に向けての、肉体疲労の原因、メカニズムについてお話しします。
肉体疲労の原因物質?
身体に疲労感が現れる原因となる物質は1つだけではありません。
色々な要因が絡み合っていて、「これっ!」と1つに特定できるものではないからです。
今までは乳酸という物質が原因と考えられていました。
しかし最近では否定的な見解が主流になっているようです。
とはいえ明確な結論が出ているわけではなく、現在も原因を特定するための研究が進められているのが現状とのことです。
その中でも、有力とされる説をもとに肉体疲労の原因をお伝えしてみます。
トリプトファン説
現時点で、有力とされている疲労の原因物質はトリプトファンです。
正確にはトリプトファンだけでなく、トリプトファンが代謝される過程で生じるキノリン酸などの物質も原因になると考えられているとのことです。
専門的な部分は何となくでもご理解下さい。
こうした物質が神経毒性をもっているために脳にも影響を与え、疲労感が発生するという説です。
酸化ストレス説
続いて、酸化ストレス説ですが、これは活性酸素によって、筋肉、脳神経細胞に酸化ストレスが発生して、疲労が生じるとする説です。
肉体疲労の場合、特に筋肉の酸化ストレスが問題になります。
本来の状態であれば、活性酸素による酸化ストレスはそれほど大きくはありませんが、過度の負荷がかかると、活性酸素の大量発生して一気に酸化ストレスが増えます。
活性酸素は、紫外線を浴びることで皮膚にも大量発生しその結果、老化の原因となります。
活性酸素に対して、ビタミンCやトマトリコピンなどの「抗酸化成分」はアンチエイジングのために良いとされるのはこのためです。
肉体疲労のメカニズム
健康な状態であれば、カラダは疲労を回復することができます。
当院をご利用いただいている方からも、整体を受けるようになってから、一晩休むと疲労を回復できて翌日に持ち越さなくなったという喜びの声をいただきます。
これは、人体に備わっている恒常性(ホメオスタシス)という、カラダの状態を一定に保とうとする性質がしっかり働くためです。
たとえば活性酸素が発生しても、体内で活性酸素を処理する機能が働き、酸化ストレスは最小限に抑えられるというわけです。
しかし、あまりにも強い負荷がかかると、活性酸素を処理しきれなくなって、酸化ストレスによる細胞機能の低下が発生してきます。
回復のためのエネルギーが足りていたり、行き渡っていれば、細胞機能を修復しようとする働きで徐々に回復していきますが、エネルギー不足に陥ってしまうと、その細胞修復も間に合わなくなるのです。
これが疲労のおおまかなメカニズムと考えられています。
休息をとっても疲労が抜けない場合、恒常性が低下し、普段の休息だけでは細胞の修復も間に合わないという状況になっている可能性が高いと言えます。
このまま、回復も間に合わないのに、さらに疲労が溜まって負荷がかかると、いつまで経っても体調が上向くことはありません。
こうなってくると、慢性疲労の状態になってしまいます。
長引く疲労感に悩んでいる場合、なんとか悪循環をストップさせて、回復が追いつくだけの充分な休息と、場合によっては、回復力を高めるために、専門的な整体施術が必要とされることがあります。
より早く、しっかり回復出来るカラダを取り戻すなら、
川越総合整体院にご相談、またはご利用下さい。