ストレスに負けない体作り
ストレスはさまざまな影響を与える事があります。
これは、妊娠力についても同じです。
強いストレスを受けると、月経のサイクルが乱れたり、排卵が起こらなくなることがあるのです。
そのため、ストレスも妊娠力に大きく関係します。
なぜ、ストレスが月経サイクルや排卵を乱してしまうのか?
それは、ホルモンバランスをコントロールする脳の視床下部が影響を受けるためです。
ストレスを受けると、視床下部は体を守ろうと防衛反応が起こり、ストレスの対応に追われます。
そうなると、ホルモンを分泌させる命令はおろそかになってしまいます。
このような影響から、月経の遅れや無排卵など、妊娠しにくい状態を招いてしまうのです。
ストレスを予防したり、なくすことは難しいでしょう。
なぜなら、私たちは生活の中でさまざまなストレスを受けているためです。
ですから、ストレスは受けないようにするのではなく、受け止め方を変えてうまく付き合っていくことが必要です。
つまり、ストレスに負けない体を作ることが大切なのです。
ストレスに負けない体を作るために、まず意識したい事は血糖値を安定させることです。
血糖値の急な上昇や下降をくり返すと、その影響は心にもでます。
血糖値の急な変化は、心の状態を不安定にしやすくします。
また、血糖値が急上昇するとインスリンが大量に分泌され、その後の急激な下降を招き、低血糖を引き起こします。
これをくり返してしまうと、インスリンの効きが悪くなって卵巣や子宮などの妊娠、出産に関する臓器の機能低下が起こる事もあり、不妊につながることもあります。
血糖値の急な上昇を防ぐためには、野菜や豆類、魚、肉など血糖値の大幅な変動が少ない低GI食品を意識して食べましょう。
炭水化物などの糖質は食後の血糖値を上昇させやすいので、大量に摂取しないよう注意してください。
清涼飲料水やスイーツ、お菓子類も、食べ過ぎには注意しましょう。
また、セロトニンなどの脳内伝達物質の不足やバランスの乱れは、イライラの原因となります。
脳内伝達物質は、食事で摂ったアミノ酸をビタミンやミネラルを使って変換させることで合成されます。
バランスのよい食生活を心がけながらも、現代人が不足しがちなビタミンやミネラル、タンパク質などを意識的に摂るよう心がけましょう。
食生活については、次回お伝えしたいと思いますので、そちらをご参考下さい。
その他に気をつけたいこと
ストレスにも関係するのですが、体が冷えていると、血行が滞って卵巣に十分な栄養が届かなくなってしまいます。
女性には冷え性の方がとても多いです、あなたはどうですか?
妊娠しやすい体をつくるためにも、シャワーではなく湯船に浸かる習慣や、生ものなどの冷たい食べ物を取らず、温かい(体を温める)食べ物を積極的に摂りましょう。
また、痩せ過ぎの方は女性ホルモンの分泌が少ない傾向にあるといわれています。
逆に、太り過ぎの方は卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量を過剰にしてしまうことから、卵巣機能に悪影響を与えてしまいます。
この事からも過度のダイエットや暴飲暴食を避け、適正体重を目指すよう心がけることも大切です。
また、過度の飲酒や喫煙も妊娠しにくい体をつくる原因となります。
女性だけでなく、男性にも精子の減少や勃起不全などのトラブルを招くといわれていますので、妊娠力を高めるためにも、タバコは減煙できれば禁煙し、飲酒はほどほどに心がけましょう。
次回は、妊娠しやすい体を作る食べ物・食事についてお伝えしたいと思います。
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