妊娠しやすいカラダを作る食べ物・食事
妊娠力を高めるためには、食生活もいま一度見直すと良いでしょう。
妊娠しやすいカラダをつくるための食べ物と、注意したい食べ物について、また食事と妊娠力の関係や、今日から早速とり入れられる妊娠力を高めるための食事のポイントについてお伝えしたいと思います。
ご参考下さい!
あなたは、お付き合いなどで外食が続いていたり、仕事で疲れて、作る気力もなくお惣菜やファストフードに頼ってしまうなどの食生活に偏っていませんか?
忙しい現代人の食生活は乱れがちですが、このような食生活の乱れは妊娠力に大きく関係してきます。
妊娠しやすいカラダをつくるための食事のポイントについてお伝えしましょう。
食事と妊娠力
妊娠力を高めるには、元気な卵子と精子を育てるカラダをつくることがもっとも大切になります。
そのためには、毎日の食生活が重要なのですが、現代の日本では、食の欧米化や加工食品、インスタント食品の普及もあり、理想的な食事をしている人はそう多くありません。
また、季節にほぼ関係なくいつでも手軽にさまざまな食材が手に入ります。
便利な世の中である反面、栄養のバランスは偏りやすくなっています。
また、モデルさんのようなスタイルへの憧れから、無理なダイエットを行う女性も増えています。
このような影響もあり、飽食の時代にもかかわらず栄養失調にあるという、現代特有の食の問題を抱えている人も少なくないようです 。
妊活のために限らず、食事の基本は「質のよい食材をバランスよく」です。
食生活は妊娠力だけでなく、妊娠中や出産後、そして生まれてくる赤ちゃんにも影響します。
今のうちから、必要な栄養素をしっかり摂っていきたいものです。
栄養バランスのよい食事のポイント
「質のよい食材をバランスよく」と聞くと、難しそうで、手間がかかるような印象を受けると思います。
しかし、そんなことはありません。
はじめにポイントを押さえさえすれば、簡単に実践することができます。
ポイントは、食材の色にあります。
3度の食事で赤、白、黄、緑、黒の食材をまんべんなく摂るようにすると、自然と栄養のバランスは整います。
以下に、色別の食材をあげてみましたのでご参考下さい。
赤色と
黄色
良質なタンパク質を含み、血行を整える働きがある食材です。
・赤色の食材
肉類:豚、牛、鶏、羊など
魚類(赤身魚):マグロ・鮭・サバ・かつお、イワシなど
野菜・果物類:トマト、ニンジン、パプリカ、赤キャベツ、スイカ、イチゴ、柿など
・黄色の食材
野菜・果物類:カボチャ、サツマイモ、トウモロコシ、栗、柑橘系の果物など
大豆製品:味噌、納豆、高野豆腐、湯葉、油揚げなど
白色
糖質など、エネルギーの素となる栄養素を多く含む食材です。
・白色の食材
穀類・麺類:ごはん、パン、麺類など
野菜・果物類:じゃがいも、里芋、大根、カブ、玉ねぎ、ゴボウ、茄子、リンゴ、バナナなど
乳製品・大豆製品:豆腐、牛乳、ヨーグルトなど
緑色と
黒色
ビタミンやミネラルを多く含む食材です。
黒色の食材は、ホルモンの分泌をサポートするともいわれています。
・緑色の食材
野菜・果物類:ほうれん草、ブロッコリー、ピーマン、ニラ、小松菜、パセリ、そら豆、インゲン、ししとう、キウイなど
・黒色の食材
海藻類:ワカメ、昆布、のり、ひじきなど
きのこ類:しいたけ、しめじ、きくらげ、マイタケ、ヒラタケなど
その他:黒ゴマ、黒豆、黒米など
中でも、ビタミンやミネラルは意識的に摂らないと不足しやすい栄養素です。
ミネラルの一種である亜鉛と鉄分は、卵胞の成長や受精卵の細胞分裂に関係しますので、積極的に摂ることをおすすめします。
妊活中できるだけ避けたい食べ物について
積極的に摂りたい食べ物をあげてきましたが、反対に極力控えたい食べ物もあります。
妊活中、特に避けたいのは「トランス脂肪酸」を含む食べ物です。
アメリカでは規制されているトランス脂肪酸ですが、日本での規制はありません。
調べによると、日本人の平均摂取量が、WHOのガイドラインである総摂取カロリーの1%に達していないためだそうです。
このように規制こそされていませんが、トランス脂肪酸は健康だけでなく、不妊とも関係しているという論文がアメリカでは発表されている程です。
トランス脂肪酸のエネルギー量が2%増えると排卵に影響を与えること、トランス脂肪酸を過剰摂取した母親の母乳によって赤ちゃんがアレルギー体質になる場合があることも報告されています。
トランス脂肪酸といっても、どのような物に多く含まれているかというと、マーガリンやショートニングを使っているケーキやクッキー、植物性油脂を高温で加工したスナック菓子や菓子パン、ドーナツ、冷凍食品、レトルト食品などに多くて含まれています。
なので、できるだけ控えた方がいいでしょう。
この他、糖分の摂り過ぎは高血糖やストレス、イライラなどを招くこともあるので、こういった点でも甘いものはできるだけ減らすことをおすすめします。
おやつや間食には豆類やナッツなどを食べるといいでしょう。
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