便秘の症状とむくみが併発して出る場合、自律神経のバランスが乱れることで起こる、痙攣(けいれん)性便秘であることがあります。
便秘だと軽くみて放置していると、今度は便秘と下痢を繰り返し「お腹の調子が悪くて外出が心配」といった深刻な状態になることもあるのです。
今回は、むくみが併発する便秘についてお伝えしたいと思います。
便秘とむくみの関係
消化や排泄に関わる腸は、自律神経の主な二つの働きの中でも副交感神経によってコントロールされています。
機能性便秘の一種である痙攣性の便秘や、便秘と下痢の両方の症状が現れる過敏性腸症候群は、自律神経の乱れによって引き起こされる便秘として考えられます。
(痙攣性の便秘・過敏性腸症候群については、こちらの記事をご参考下さい→クリック)
また、むくみは循環器系の異常や機能低下、冷え性による血行不良からも起こりますが、むくまもまた自律神経の働きが深く関わっています。
そのため、自律神経のバランスが乱れている場合、便秘とむくみが同時に発生することあります。
便秘とむくみの両方を解消するためには
自律神経の乱れから起こる便秘とむくみであれば、根本的に解決を目指すためには、自律神経の働きを正常に戻すための働きかけが必要です。
自律神経のバランスが乱れておこる症状を「自律神経失調症」と言いますが、この自律神経失調症を疑い医療機関を受診する場合、内科ではなく、まず心療内科や神経科に相談しましょう。
受診し、検査の結果特に異常が見当たらない、または処方された薬を飲んでもなかなか改善されない場合は、医療機関とは違った視点で自律神経のバランスに働きかけるアプローチを整体ではします。
諦めずに、お気軽にご相談いただければと思います。
なぜなら、自律神経失調症を放置して悪化させてしまうと、更に色々な不調が全身に発生する可能性があるからです。
具体的には、
立ち眩み、耳鳴り、吐き気、頭痛、微熱、過呼吸、倦怠感などの身体症状。
情緒不安定、イライラ、被害妄想、鬱などの精神的な症状があげられます。
便秘とむくみの対処方法
上記しましたように、根本的な改善には自律神経の乱れを整え、安定させることになります。
しかし、便秘やむくみの症状自体がつらい場合、それ自体がストレスとなって、ますます自律神経失調症を悪化させることもあります。
便秘やむくみの症状を緩和させるセルフケアを以下にご紹介します。
むくみを緩和させるには
むくみの対処法をお伝えする前に、むくみについて正しく理解し、適切な対処をしましょう。
むくみとは
私たちのカラダでは、血液中に含まれる血しょう成分が「細胞間液」となり、細胞に栄養を届けています。
その後、再び血液と一緒に心臓へ戻り、また全身へというサイクルを繰り返しています。
この「細胞間液」が血液中にうまく戻れなかった場合に、カラダのあちこちにむくみの症状が現れるのです。
むくみ悪化の要因
以下のような行動や生活習慣は、自律神経失調症ではない人でもむくみを発生させる要因となりますのでチェックしてみましょう。
①長時間の同じ姿勢
②ヒールの高い靴を長時間履く
③寝不足などの不摂生
④アルコールや塩分、水分を取りすぎる
自律神経が乱れている方はカラダがむくみやすくなっているため、上記のような生活に当てはまるようなことはできるだけ避けるようにしましょう。
むくみ予防・軽減方法
むくみを発生させない、またはむくみを軽減するためには以下のようなご自身での取り組みが効果的です。
・半身浴などで、ややぬるめのお湯にゆっくりと浸かってじんわりと発汗させ、余分な水分を排出する
・寝る前の水分や塩分を控える
・代謝を活性化させる運動(ウォーキング、軽めのジョギング、水泳など)を生活に取り入れる。
便秘を改善する方法
自律神経が原因で発生する便秘は、便秘又は便秘と下痢の両方の症状が出る場合とがあります。
自律神経の乱れによる便秘には、通常よく言われる便秘の改善方法や便秘薬は逆効果になりがちですので、注意が必要です。
症状に対して何かをすることよりも、自律神経のバランスを整えるための以下のような取り組みがは必要でしょう。
・休息時間を作る
・適度な運動を心がける
・半身浴などで、ややぬるめのお湯にゆっくりと浸かって自律神経を整える
・できるだけ同じような時間帯に食事や睡眠をとる
などです。
ご自身での取り組みで、なかなかよい結果を得られない場合でも、川越総合整体院の整体がしっかりサポートいたします。
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