前回は、疲労の慢性化によって、自律神経を中心とした「健康的な心身を保とうとするメカニズム」が崩れ、ホルモンバランスがおかしくなったり、免疫力が低下するなど、体だけではなく心にもその影響がでて思わぬ心身の健康被害を招く事があることをお伝えしました。
今回は、どのような不調が心身に現れるのか、またどのような工夫をすることで疲労の蓄積を防げるのかについてお伝えしたいと思います。
疲労の蓄積が招く心身の不調について
慢性的な疲労によって、心身のバランスを崩してしまった場合、どのような不調が現れることが考えられるのかをお伝えしましょう。
まず「心」の面では、不眠症やうつ病、パニック障害などが挙げられます。
次に「身体」の面では、まず血液循環に影響があらわれることが多く、はじめは筋肉のコリや痛みなどを自覚したり、高血圧や動悸などがあらわれることも。
さらに放置し続ければ動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中、また心身の疲れはやがてガンなどのリスクも高めてしまうこともあります。
「疲れたから休もう」を心がけましょう
このような、慢性的な疲労による健康被害のリスクを減らすために大切なことは、当たり前のようで出来ていない「疲労が慢性化しないうちに、休んで回復させる」ことを心がけることです。
そのためには、日常生活の中で、疲労回復を促すための工夫をしていく必要があります。
たとえば、帰宅後の自宅の明かりを、白っぽい昼白色や昼光色にするのではなく、温かみのある電球色や間接照明に変えるだけでも、「心が落ち着き、寝つきを良くする助けになる」というメリットを得られますし、入浴もシャワーだけで終わらせず、たとえ5分でも湯船に浸かる工夫をするだけでも、心身の緊張がほぐす機会を与えることになりますので、継続して習慣化することでかなり違ってきます。
また「今週は特に忙しくて疲れたなぁ〜」と思ったら、休日にはアレもしたいコレもしたいと欲張らずに、のんびりと過ごすことができると効果的です。
スマホやゲームもパソコンもテレビも使わず、静かなところで深い呼吸をしながら過ごせば、心身の回復の大きな助けになります。
疲労を溜め込んでいない、まだ軽いうちから、このような対策をとっておくことが、疲労の蓄積や慢性化をさせないための大切なポイントとなるのです。
根本から疲労回復をサポート!川越総合整体院