腰痛になると、日常にまとわりつくように影響を及ぼします。
腰が痛くなる原因には、普段何気なくしている動作やクセ、職業や体型などが関係していることもあります。
字では同じ腰痛でも、すべての人に当てはまるわけではありませんが、一般的に腰痛になりやすい行動や環境、状態についてお伝えして参ります。
どうぞ、ご参考下さい!
腰痛の主な原因について
腰痛は、主に腰椎(背骨の腰のあたりに5つの骨)や、その周辺の筋肉に異常によって起こりますが、腰そのものに原因がなくても発症する場合があります。
主な原因としては、骨格のゆがみや筋肉疲労、血行不良、神経の圧迫、中にはストレスなどの心因性によるもの、内臓の不調によるものなどがあります。
腰痛の原因は、上記したものの1つだけが強調されて現れることもあれば、複数の原因が関与している場合もあります。
程度にもよりますが、自己判断での対処は、場合よっては悪化させてしまう可能性がありますので、なかなか良くならない、痛みがひどいという場合は、まず医療機関を、とくに検査に問題が見当たらない場合は川越総合整体院へ、お気軽にご相談下さい。
腰痛になりやすい人の特徴
腰痛発症度の高い職業
同じ姿勢を長時間する続けたり、重いものを頻繁に持つ仕事などは、特に腰に負担がかかりやすく腰痛にな
りやすいと言えます。
①デスクワーク・ショップ販売員など
このようなお仕事に従事されている方は、座りっぱなし、立ちっぱなしなど、どちらか一方に偏るため、同じ姿勢の継続により腰が痛くなりやすいとされます。
②長距離ドライバーなど
このようなお仕事に従事されている方は、同じ姿勢が続き、車の振動によって腰が痛くなりやすいとされます。
③引っ越し・運送業者など
このようなお仕事に従事されている方は、重いものを上げ下げすることが多いため、腰へ負担がかかりやすいため、腰が痛くなりやすいとされます。
④スポーツ選手
このようなお仕事に従事されている方は、使いすぎ(オーバーユース)による筋肉疲労によって、腰が痛くなりやすいされます。
⑤その他
上記の他に、仕事をする上での環境による影響も考えられます。
例えば、寒い場所(寒冷地)や冷房の強い場所で働く人は、体が冷えて血行が悪くなることから、腰が痛くなりやすいと言えます。
また、主婦の方も、料理や掃除などで前傾姿勢をとったり、拭き掃除や掃除機をかけたり、洗濯物や布団を干す、取り込むなど腰に負担をかける作業が多いことから、腰が痛くなりやすいといわれています。
腰が痛くなりやすい体型・体質
次に、体型や体質によって、腰が痛くなりやすい人もいます。
①肥満体型の人
腰は、全体の体重を支えたりバランスを取るために重要な部位にもかかわらず、支える部分は背骨しかありません。
そのため、腰周辺の椎間板や筋肉、靭帯には、常に大きな負担がかっています。
標準的な体型にあっても、負担はかかっていますので、標準体重をオーバーするような体型になれば、その分だけよけいに腰に負担がかかることは言うまでもありませんね。
②痩せすぎの人
痩せすぎの人には、骨密度の低下が起こりやすく、骨粗しょう症によって腰が痛くなりやすいです。
※骨粗しょう症とは?
骨に穴がたくさんあいて、スカスカの状態です。
そのため、骨の強度がもろくなり、酷いケースでは、ちょっと荷物を持ち上げるだけでも背骨の一部を骨折することがあるのですが、骨折すると骨の形が変形するため、背骨周辺の筋肉が緊張して硬くなり、腰痛が慢性化することがあります。
痩せすぎの方は食べ物を十分にとれていないため、体内カルシウムが不足すると骨粗しょう症になりやすいです。
また、女性の過度なダイエットによって、カルシウム不足になり上記のような兆候が現れるケースが増えています。
③O脚・X脚の人
O脚やX脚の人の場合、通常よりも脚に負担がかかります。
足首、ひざ、股関節、腰にまでストレスが加わるため、腰が痛くなりやすくなります。
逆の場合もあり、腰や骨盤の状態が悪いために、X脚やO脚になっているという人もいます。
④体の硬い人、冷え性の人
体の硬い人や冷え性の人は、血流が悪くなりやすいことから筋肉が緊張しやすい傾向があります。
これが腰が痛くなる原因になることがあります。
その他の腰が痛くなりやすい人の特徴
これまでお伝えしてきました職業や体型・体質の他に、腰が痛くなりやすい状態や習慣もあります。
①体に合わない寝具を使っている
低反発の敷布団などに変えてから調子が良くなったという人もいますが、低反発に変えてから腰を痛めやすくなる人もいます。
これは、低反発の敷布団では腰が沈み込んでしまうことから背骨の自然なS字カーブが崩れやすいことが考えられます。
逆に、硬すぎる布団では、肩や腰の一部に体重がかかり過ぎてしまい、血行不良によって腰が痛くなりやすいのです。
また、いずれも腰が緊張状態になってカラダを休めることができなくなるので、疲れがとれないことでも腰痛のリスクを高める可能性があります。
②むち打ちの状態をケアせず放置している
交通事故やケガなどによってむち打ちの症状がある場合、ケアせず放置していると背骨や骨盤にゆがみが起こり、腰が痛むことがあります。
③うつむいた状態でスマホを操作することが多い
スマートフォンなどを、うつむいた状態で長時間使っていると、腰を丸める状態が続くことから負担がかり、腰が痛くなりやすくなります。
④ストレスを抱えやすく、神経質である
腰が痛くなりやすい原因は、肉体だけではなくストレスなどの心の問題が原因となるものもあります。
ストレスを抱えやすい、神経質であったり、ストレスを受けやすい環境にいる方は、注意が必要です。
⑤喫煙者である
タバコと腰痛は一見関係のなきように思えますが、実はタバコを吸う人ほど背骨のクッションの役割をしている椎間板が老化しやすいことがわかっています。
⑥お酒を飲みすぎる
あなたは、お酒を飲んだ後に腰が痛くなった、という経験はありませんか?
実は、過度の飲酒は膵炎(すいえん)、ぎっくり腰、内臓疾患などを引き起こし、その結果、腰痛に影響することがあります。
⑦子供の腰痛
腰痛は子供にも起こる場合があります。
例えば、激しいスポーツや生活習慣、食生活の変化、骨格や体型によって起こることが多く、近年、増加しています。
⑧妊婦さんの腰痛
妊娠中は、腰が痛くなりやすいものです。
お腹が大きくなると腰に負担がかかるため、腰痛が起こりやすくなり、まだお腹が大きくなっていない妊娠の初期でも痛むことがあります。
⑨産後の腰痛
妊娠中に痛かった腰が出産後も痛かったり、産後になって初めて腰痛がでてきたりすることがあります。
⑩高齢者
高齢になると、老化現象によってカラダのあちこちが痛み出す人がいます。
腰痛もそのひとつで、加齢にともなう体の変化によって起こる腰痛と、先ほどお伝えした骨密度が低くなって骨がスカスカになることによって引き起こされる腰痛、その他、内臓の病気が関係する腰痛などがあります。
次回は、腰が痛くなる主な要因とその対策について、お伝えしたいと思います。
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